【ケアマネ】研究大会行ってきました
じゃん✨なんと3年ぶりリアル開催~。
私もはりきって1日業務を調整し、参加いたしました。
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沖縄県介護支援園門員研究大会in読谷
@鳳ホール
介護保険制度の要 いま示そう ケアマネの存在価値を
~めざせ!魅力ある職業へ~
2023年2月17日(金)10時半~17時
会場、オンライン同時開催(なんと、242名参加)
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結論からいうと「すごく良かった」です。
我ら沖縄の介護支援専門員を率いる
沖縄県介護支援専門員協会 高良会長の主催者挨拶
毎度のことですが「素敵な会長だな」「この協会の会員で良かった」と思いました。高良会長からのメッセージはケアマネ達への愛💛が詰まっているように感じます。
パッション屋良氏による基調講演
「あなたが今のあなたであり続けるためには」
ご自身の名前の由来、名前で苦労した幼少期から青年期、お笑い芸人になるまでのこと。
「お笑い芸人になるまで」の過程と「ケアマネになるまで」を比喩し、どんな仕事でも「その時に正しいと思う選択肢を選ぶ」「自分自身が納得のいられる自分でいること」「自分の選択を正解にするには、自分で導き出すしかない。行動し続けること」と、熱い想いをユーモア交えてお話してくださいましたー。
ケアマネである事の喜び・誇りを感じると同時に、シンポジウムで紹介された素敵なケアマネ達の事例・想いをみて「私もしっかりケアマネ業務しなければ」の反省を感じる時間となりました。
けれど、やっぱりケアマネってやりがいある楽しい仕事だなと思いました。ケアマネになりたい人が増えますように。願いを込めて✨
素晴らしい内容だったので、以下メモを共有します。
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プログラム
開会式
基調講演 「あなたが今のあなたであり続けるためには」
屋良朝苗氏(パッション屋良氏)シンポジウム
座長:竹藤登氏
シンポジスト:
①多鹿昌幸氏(一般社団法人 楽和会 読谷村診療所 代表・医師)
②阿野日豊美氏(居宅介護支援事業所チヂン園 介護支援専門員)
③金城達雄氏(沖縄県保健医療部 感染症医療確保課 主幹)
④宮城安志氏(小規模多機能ホーム 前田の家 介護支援専門員)公演
第一部:琉球大学アカペラサークル「うたゆん」
第二部:ビデオレター「ケアマネジャーに送るエール」閉会式(大会修了)
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シンポジウム詳細
司会の仲門氏、座長の竹藤登氏を中心に4人のシンポジストの事例紹介はすごかった。登壇するだけあるなあと魅了する内容でした。
①「円滑な在宅看取りにはケアマネジャーの存在が欠かせない」
多鹿昌幸氏(一般社団法人 楽和会 読谷村診療所 代表・医師)
人口4.2万人、日本一の村を支える読谷診療所で70名の方を訪問診療している多鹿医師。
ケアマネ主導で、本人、家族、サービス事業所それぞれの想いを調整し、地域のリソースを上手く活用。多職種・家族間で目標を共有する事で目標に向けて行動する事ができた。
在宅医療(在宅看取り)の事例を振返りながら、ケアマネジャーの役割や求められる能力を①コミュニケーション力(傾聴力、調整力)②地域力(ネットワーク)③問題解決能力(決定力、推進力)とし、事例に関わったケアマネの力がなければ在宅看取りは難しかった。
②「みんなで支える離島の福祉」
阿野日豊美氏(居宅介護支援事業所チヂン園 介護支援専門員)本島からフェリーで行く島民1300人の伊是名島。
阿野さんは東京から移住し島の施設で働くも、本島のケアマネがフェリーで来島する様子をみて利用者のそばにケアマネがいる必要性を感じ居宅へ(島で唯一の居宅ケアマネジャー)
選択できるフォーマルなサービスが少ない事(訪問介護1か所1ヘルパー、特養1、通所密着1、居宅介護支援1、福祉用具や訪問マッサージ、リハビリは名護市から来島)
無いことをマイナスにとらえずに前向きにみんなで支える方法を検討することの大切さ。施設は介護の場だけではなく、様々な活用の可能性。離島ならではの介護のやりがいもある。
高齢となり心身に支障があっても、自分の役割があること、人に認められる事の大切さ。
③「入院待機ステーションにおけるケアマネジャーの活躍」
金城達雄氏(沖縄県保健医療部 感染症医療確保課 主幹)コロナ禍という災害時において、ケアマネジャーが新たな社会的役割を発揮。
普段から多職種で連携して業務にあたっており、OWAT業務はその延長。※OWAT:ケアマネや医療ソーシャルワーカーで構成し、退所調整の円滑化を図る。
退所後の在宅の生活を想定して退所調整ができる。在宅もわかり、医療機関の状況がわかるのは、ケアマネならではの強み。
災害ケアマネ、産業ケアマネなど、今後も社会的役割は拡大していく。
(すごい✨ここで産業ケアマネの名称が~。嬉しい(:_;)
※入院退所ステーションとは…R3年6月より医療機関の負担軽減、っ救急体制を護ることを目的に設立され、医師・看護師・理学療法士・ケアマネジャー・医療ソーシャルワーカー等で構成。医療需要は低いが要介護状態のため、自宅待機や施設、宿泊施設に移行困難なコロナ罹患者を対象とする。
④「小規模多機能型居宅介護運営事例・サービスの必要性について」
宮城安志氏(小規模多機能ホーム 前田の家 介護支援専門員)
宮城氏の個別事例ではなく小規模多機能型居宅介護の運営事例について。
小規模多機能型居宅介護で収益率全国1(宮城さん調べ)の「小規多機能ホーム前田の家」
赤字、プラマイゼロの事業所も少なくない中、収益(事業所継続)をまもるための平均介護度、その工夫。
コロナ禍での利用者ご家族との交流、地域交流、職員とのコミュニケーションの工夫、組織運営について。
(あと、宮城さんの人柄、雰囲気に魅了され手を止めてしまいメモがないです…。お話が面白かったです。
座長まとめ:竹藤登氏
・2000年4月、「措置」から「契約」の時代へ。在宅福祉を充実しないといけないよね、とサービス中心になった。それを計画するケアマネジャーができ介護保険制度の要となった。
・ケアマネジャーの役割に「自己決定」の支援、「公正・中立」「権利擁護」が求められているが事業所の中にいるとなかなか難しい事もある。
・成年後見人の立場の意見として、ケアマネとの役割分担、連携が重要になる。
・その他、「医師、多職種との連携」「地域福祉(地域との連携を進めていくこと)」知識等の前に「人間力(コミュニケーション力等)」が大切。
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どっぷりケアマネを学ぶ1日となりました。
また、この数年間のコロナ禍、沖縄だからこそのケアマネジメントの事例だったのかなと、人と人の繋がり、沖縄の強みを改めて感じました。
今日は沢山のケアマネ仲間にも会えて嬉しかったです。ありがとうございました😊明日からまた頑張ろう✨