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ぼく以外の誰かにも見せていたんでしょう


清竜人 / 痛いよ

この曲が
とにかくすきなんですよねぇ
この曲のような
致死量くらい愛の重い男に
愛されたいなぁって
そう思う

平然と振る舞うぼくも
内心は穏やかじゃないよ
全神経を尖らせて 君を探ってるの

正直、
愛おしくて微笑んでしまう

気に入ってるその洋服も
ヘアースタイルや厚化粧も
思い出話も 価値観も 喜怒哀楽も
変な癖のあるキスも ベッドで喘ぐ声も
ぼく以外の誰かにも見せていたんでしょう

どうにもならない過去で
どうにかなりそうなくらい
嫉妬に狂えばいい

気付いたらぼくはもう
独占欲に溺れていて
エゴイズムを振り翳して
くだらない愛を語っていたよ
でもぼくはきみが好きで
どうしようもない程に 好きなのさ
これだけは 信じて欲しいんだよ

そんな風に
わたしで溺れてしまえばいい

やさしい嘘をついてまでも
喜ばせるよりもさ
本当のことを言ってくれよ
そして ぼくを悲しませて

そうなんだよ
下手なウソついたり
取り繕ったりしないで
本当のことを言って
悲しませてほしい
その気持ち
痛いほどよく分かる


小手先の優しさを
使う人は
きっと知らない
どれだけ自分が
残酷なことをしてるのか

知らないからこそ
自分の言動は正しいと
信じ切って疑うこともなく
わたしを想うからこそ、って
労わるような顔で
言えたんだろうなぁ

すごいなぁ
残酷な人だなぁって
思わず感心するほど
残酷だったよ、あなた


わたしを想うからこそ?

嘘言わないで

自分のことしか考えてないくせに

罪悪感を拭いたかっただけでしょう?

そのために

あなた

わたしを

使ったんでしょう?

よくもまあ、そんな事が出来たね


だから教えてあげたいと思ってた
自分が
どれだけ残酷なことをしたのか

わたしを軽んじて
小手先の優しさで
どうにかなると思った
その言動の軽率さが
どれほどのことだったのか、を
知らしめてあげたい

ちゃんと傷付けてくれたら
良かったのに
小手先の優しさに転んで
そうしなかったことが
どれほどのことだったのか、を
思い知って
絶望すればいいのに

それくらいは
甘んじて受け入れないと、ね?


とまぁ、
少し前まで
こんなことを頭のなかで
緩やかに考えていたのだけど
もはや
どうでもいい

過ぎたことに執着しても
良いことないんですよ

そうわかっていても
執着してしまったし
今も捨て切れてはないけど
もう捨てる
執着心なんて
無きゃないだけいい

ということで
只今、
さらなる精神鍛錬中
すぐには変われないけど
変わると決めたら、変わる


執着を捨てるためにも
あの当時、
どの程度の感情だったのか
垣間見ようと
文字に起こしてみたら

静かな怒りが
しっかり残っていて

やっぱり見ない振りして
そのまま蓋してしまおうかとも思ったけど
受け止めてあげないと、と
思い直しまして

受け止めて
受け入れて
きれいさっぱり捨ててしまえ

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