【超短小説】年雄、タピオカを飲む
そういば、タピオカ飲んだ事ないな。
年雄はそう思った。
ブームがきていたのは知っていた。
どこのお店でも列ができていたから。
ただ、若者の列の最後尾に並んで、しばらくすると年雄の後ろに若者が並ぶ。
若者でおじさんサンド。
なんだかな。
そんな思いでタピオカを飲んだ事がない。
最近は並ばずタピオカが買えるみたいだ。
年雄はタピオカを買う事にした。
タピオカ、タピオカ、タピオカってなんだ?
黒くて、丸くて、プニプニしてて・・・
なんだ?
よく分からない物を口に入れてる。
調べれば分かるだろうけど。
よく分からないけど美味い。
たまにはそんなもんでいいよね。
浜本年雄40歳。
どうやらタピオカ好きみたい。
明日もタピろ。