【超短小説】年雄、丸洗いじゃい!
暑い!
年雄は夜中に目が覚めた。
夜はまだ冷えるだろうと、掛けておいた羽毛布団のせいだ。
6月。
さすがにもういいだろう。
朝いちで布団丸洗いじゃい!
朝起きた年雄は、早速近所のコインランドリーへ向かった。
どでかい洗濯機。
羽毛布団3枚まで洗える。
年雄は羽毛布団1枚と布団カバーを投げ込んだ。
お金を入れて、スイッチオン!
大量の水がドバドバ入り込む。
そして、大迫力でグルングルン回り出す。
た、楽しい。
洗濯終了まで30分。
ずっと見ていられる。
冬の汚れを根こそぎ絞り出す。
ストレス解消。
丸洗い最高じゃい!
ついでに乾燥機もかけてフッカフカの仕上がり。
最高じゃい!
浜本年雄40歳。
ふわふわの羽毛布団を見て思う。
今日はこの布団で寝たい。