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#191 すぱいす③

今夜は久しぶりに荻窪の「すぱいす」へ。

「すぱいす」は「トマト」や「吉田カレー」と共に、「荻窪三大カレー」として有名な荻窪を代表するカレー専門店です。

お店の場所はJR荻窪駅西口から徒歩2分、すずらん通り商店街に入って少し行った先の右側にあります。

店内はテーブル席とカウンター席合わせて15席ほどとさほど広くはないものの、シックで落ち着いた雰囲気なので、女性一人で来店しても安心してゆっくりと食事を楽しむことができます。

さて、本日オーダーしたのは、同店の看板メニュー「骨付きチキンカリー」の中辛。

こちらのカレー、実はこれまでにも何度か食べたことがあって、個人的には味も香りも限りなく好みの方向性なのですが、何故か毎回今ひとつハマり切ることができず不完全燃焼に陥ってしまうのが何とももどかしくて、しばらくお店から足が遠のいていたのですが、時間を空けたことで久しぶりにまた食べたくなり、数年ぶりにオーダーしてみることにしました。

ん〜♪相変わらずいい匂ぉ〜い♪♪

湯気とともに立ち上るスパイシーな香りが、食欲をこれでもかと刺激してきます。

うん、香りは完璧!
で、肝心のお味の方は・・・と。
いただきまーす!ぱくり。

うわっ!美味しーい!

骨付きチキンカリー・・・真っ白なラウンド型のプレートに盛り付けられているのはライスとカレー、そして具材の骨付きチキンと見た目は至ってシンプル。
早速一口すくって食べてみると、まずはカルダモンやコリアンダー、クミンなどの爽やかなスパイスの芳香が鼻腔から喉の奥へサァーっと駆け抜けて行き、続いて鶏ガラや牛骨、香味野菜などから取ったブイヨンの旨味がシャープな辛さを伴って、舌からのど、そして胃の奥へとじんわり染み渡って行きます。
チキンはスプーンひとつで骨からほろっと外れるほどに柔らかく煮込まれており、麦入りライスについてもシャバシャバのカレーに浸してもべちゃっとならないよう硬めの炊き加減にしてあるなど、全てがカレーとの相性を考えて、細部に至るまでしっかりと計算された絶妙なバランスの上に成り立っていることが良くわかります。
以前は気になった塩分濃度も今回は全く気にならないばかりか、繰り返し訪れる芳醇な香りと豊かな味わいとのループにスプーンを運ぶ手が止まらないほど。
特に素材の旨味をしっかりと感じさせながらも、あくまでも油分控えめでスッキリと軽やかな後味に仕上がっているところはとにかく素晴らしく、食べ終えた後もしばらくの間、口の中に広がる香りの余韻に包まれていました。

ふぅ〜♪美味しかったなぁ~♪♪
今回は大満足!!

思えば前回の来店は、かれこれ6年も前の2014年のこと。
以前はぼんやりとしか感じられなかったこのカレーの美味しさが、今回はっきりとわかっるようになっていたのには自分でもビックリです。
おそらくわたし自身この6年間で様々なお店のカレーを食べ歩き、自分でもスパイスを挽いて一からカレーを作るようになったおかげで、だいぶ舌が成長しているのかもしれませんね。

何はともあれ、お気に入りのカレー屋さんがまたひとつ増えて嬉しい限りです♪

ごちそうさまでしたー!

晴れ、時々Curry。2020-09-12

ハレカリにカレーを奢る? ▶YES NO