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もりまた旅館|四万温泉

年内の旅行記は年内に書いてしまおうと思っていたのに
しっかり年が明けてしまいました。
ということで、今回の記事は昨年(2024年)の内容です。

「四万温泉」関西に住んでいる私は今まで全然知らない温泉地でした。
この、もりまた旅館という旅館を、Xでおすすめされており
なんだか急激に心を掴まれ、絶対に行こうと前々から心に決めていたのです。

にしても、群馬県って関西から行きにくいですよね。
惹かれるのですがなかなか思い切らないと行けない場所というイメージです。

今回は東京の友人を誘い、男二人、何も遠慮のいらない気楽な旅をしてきました。
ちなみにこの友人とは、毎年必ずどこか旅行をしており
本当に気を遣わなくていい関係性なので、一人旅をしているのと同じくらい
毎回自由にさせていただいております笑

東京でレンタカーを借りて、いざ群馬へ!
関越自動車道って人生で初めて走りました。

男二人、交替しながら運転して
東京から2、3時間ほどで四万温泉へ無事到着。
これが夢に見た、もりまた旅館です。

こぢんまりとした小さな旅館。
四万温泉の中心街から少し離れているので、あたりは静かで良い感じ。
少し歩きますが駐車場もあるので安心です。
おしゃれな入り口。
葉の間から少し看板が見えていますが元々は「森又旅館」という名前だったそうです。
旅館の中はリノベーションされており、外観よりもモダンな雰囲気。
窓のすぐ下を四万川が流れており、川の音が心地よい。

お話好きなご主人とお話しながらチェックイン。
チェックイン時、個人情報を細かく書いていると
ご主人から
「そんなに細かく書いてくれるとありがたい」と褒めていただきました笑
私、元ホテルマンなので
宿泊施設側の欲しい個人情報が何なのか分かるのです(エッヘン)。

今回案内されたお部屋は「すみれ」。
一階にありフロントのすぐ近くです。
8畳の和室です。洗面・トイレは部屋についておらず共同のものを使用します。
もちろんお風呂もついていません。
窓の外を覗くと四万川が。
このなんとも言えない青い水が綺麗で、ずっと見ていられます。

旅館に着いたら、お着き菓子をいただいて少しゆっくりしたあと
旅館内を探索するのが恒例です。

洗面所は、フロントを1階とするならば地下1階にあります。
古さは感じるものの、ところどころリノベーションされており快適に使用できます。
男性の脱衣所。
窓が開いていて、大小様々な虫がおりました笑
温泉!早く入りたいけど、時間があまりないので、夕食後ゆっくり入ることにしましょう。
早く入りたくてうずうずしていますが、まずは名物の露天風呂に行きたいのです。
お風呂から窓の下を覗いた景色。

ご主人曰く
「最近、近くに熊が出てね、日が暮れてからだと姿が見えないから危険でしょ?
だから露天風呂は18:30までに入ってって言ってるんだよ」とのこと。
この時点で18時前だったので
それはまずい!と焦ったのですが
生憎、他のお客さんが先に入られており(ここの露天風呂、貸切にできるんです)
そわそわしながら、そのお客さんが出てくるのを待っていました。
しばらくしたら出てこられたので、友人と一目散に露天風呂へ向かいます。

露天風呂には、一旦建物を出て、建物脇のこの小さな階段をおりていきます。
なかなか狭い階段。
早く露天風呂に入りたいですが、踏み外して落ちないようにしないとです。

フロントにも、露天風呂を使用中であることを示す札があるのですが
露天風呂に入るところにも鍵をかけられるドアがあり
貸切にできるというわけです。
そして念願の露天風呂がこちら。

隠すもののない、完全なる露天風呂!
(屋根はあります)
透明のお湯が美しい。敷き詰められた石の色も相まって、それこそ四万川の青さを彷彿とさせます。

関西人の私からするとこの時は少し熱めに感じましたが
それも源泉かけ流しだからこそ。
熱いけどガツンとくる強い温泉ではなく、優しいお湯でした。

露天風呂から少し身を乗り出すとこの景色。たまりませんねぇ。

ご主人から18:30までと言われているので、
早々に上がって夕食の時間です。
夕食は部屋食。お母さんが部屋まで持ってきてくれます。

お刺身、天ぷら、肉どうふなどなど。ご馳走です。
そして一品一品がめちゃくちゃ美味しいのです!
料理上手だった祖母を思い出しました。
この画像を見てるだけで涎が・・・

本当に美味しい晩ごはんでした。
もしかしたら派手さがないと思われる方もいらっしゃるかもですが
私にとっては超ご馳走です!
そもそも高級旅館ではないので、宿泊費を考えると妥当というか
むしろそれ以上だと思いました。

さぁ、先ほどは時間的に入れなかった内湯にも行きますよ!
内湯は24時間入りたい放題です。

夜の雰囲気もまた良し。
余談ですが、お風呂の写真を撮るときは鏡に気をつけないと
あとから見て、自分の裸体が鏡に写っていてびっくりすることがあります笑
露天風呂よりはぬるく感じました。
優しいお湯に包まれて夜が更けていきます。

訪問したのは9月でしたが、夜になると少し肌寒さを感じました。
昨年の夏はとにかく暑くて、秋になっても猛暑続きでしたが、さすがは四万温泉。
ひと足さきに秋を感じることができました。

そして翌朝。
内風呂も露天風呂も、悔いのないよう再度満喫します。

二日目も良い天気。少し霧が出ています。
朝風呂は本当に贅沢・・・
露天風呂には観音様?がいらっしゃいます。
見守られながらの入浴。
何度見ても美しいお風呂です。

充分に温泉を満喫したあとは朝食です。
朝食も部屋食です。

まさしくおばあちゃんちの朝ごはんという感じで癒されます。
”これこれ!こういうのを求めてたんです!”と思いながら美味しくいただきました。

朝食のあとは、ご主人がコーヒーを淹れてくださいました。
美味しかったなぁ。

こだわりが感じられるコーヒーです。

もりまた旅館、Xでおすすめされていた通り
本当に良い旅館でした。

・人ごみが苦手
・温泉を静かにゆっくり心から楽しみたい
・過剰なサービスは要らない
・リーズナブルに済ませたい

そんな方におすすめの旅館ですね。
関西からはなかなか行けませんが、人生でもう一回行きたい旅館になりました。

これからしばらく四万温泉の旅行記が続きますので
よければお付き合いください。

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