撮影エコシステムその1

カメラサポート

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映像の仕事の中でやっぱり楽しいのは撮影の仕事。日頃MACの前で唸りながらボッチで編集作業が多い私にとって、撮影は仲間達と創り上げる最高の時間。
でも・・・思わぬ失敗に「グハっ!」と血を吐く思いななったこともしばしば。で、その原因は何かというと、ほとんどが機材まわり。必要なモノ(ネジ1本の時もある!)を忘れたり、できると思っていた組み合わせができなかったり・・・もう思い出すだけでオオカミの遠吠えのまねをしたくなるほど。(やれやれ・・)
 さて、私達は様々なエコシステムの中で生きている。いわゆる生態系だ。映像の仕事では基本的に撮影エコシステムと編集エコシステム(音声含む)の二つで成り立ち、そのそれぞれその中でまた違うエコシステムがある。このエコシステムをどのように構築するかで撮影での機材の使い勝手が大きく違う。
簡単に言えば規格を共通化することで、無駄な時間と手間を無くすということだ。例えば私の撮影エコシステムのコアとなっているのがひとつのプレート マンフロットの501PL。この1枚のプレートをカメラにつけっ放しにし、様々な撮影補助具(雲台やスライダーやジンバル)に501PLを装着できるようにすれば、現場でシーンが変わり、セッティングの変更の場合でも、単に「はずしてつける」だけで時間も手間も短縮できる。このいわゆるマンフロットプレート規格はザハトラやビンテン、リーベックなどでも採用され、

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いわゆるデファクトスタンダートなプレートとなっている。もちろんアルカスイスなど他のプレート規格もそれぞれメリットはあるのだが、いちいちネジを回してプレートを付け替えるのは大変だし、撮影のリズムという点でも避けたいところだ。

具体的に私の場合で言えば、三脚での撮影とジンバルでの撮影を一台のカメラで簡単にスイッチできるエコシステムを構築することが必要だった。お金があれば数台の同じカメラをそれぞれのシチュエーションにセッティングすれば良いのだが、もちろん明らかにそんなお金もない! そして、特にワンマンオペレーションの仕事も多い私の環境では持ち運ぶ機材量から考えても完全に無理だ。

しかも私の愛機は、単体ではなんとも使いずらいあばずれBMPCC4K。電源やモニターやストレージまで外部接続の方が良いというツンデレカメラだ。

*追記; ブラックマジックから6Kプロが発売された。これは上記の弱点を大幅に軽減できる新製品だと言う。うーむ。4Kタイプは変更無し

ではまずSTEP01
BMPCC4Kに501Pをセットするところから。
とは言っても、単にカメラとプレートをネジで接続するだけではなくて、私の場合ワイヤレスフォローフォーカスやジンバルを使うことを考えてカメラにゲージをつけることにした。それがTILTAのHalf Camera Cage for BMPCC 4K/6K。
SMALLRIGのハーフゲージも購入したけど、比較すると穴の開け方や数、他のアクセサリの事を考慮して選択。で、なぜハーフゲージかと言えば、ジンバルに乗せたときの重量をなるべく抑えるため。
https://tilta.com/shop/half-camera-cage-for-bmpcc-4k/

さらに、SMALLRIGのBMPCC 4K 6K専用ジンバルプレートを501Pプレートにかませた。これによって特にジンバル上でカメラの横移動が可能になりジンバルでのバランス調整が容易になる。

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 そして、TILTAのSSDクランプとHDMIを横に出すアダプタ。さらにゲージの前面に15mmロットホルダーをつけて、これでUNIT-A(仮称)が完成した。

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お気づきかと思うが、カメラ周りではこれでTILTAのエコシステムを採用した。ということなる。
https://ja.aliexpress.com/item/33032549815.html?spm=a2g0s.9042311.0.0.4c7b4c4dlHD4Rc

ちなみにTILTAは日本では代理店がありTILTAから直接買えないし高いし送料もかかるし(国内なのに!) アリエクスプレスから購入した。(一部アマゾンでも買えるものもある)

ということで、ストーリーはまだ続くのだけど、締め切りという悪魔が私を脅すので、今日はこのあたりで。たぶん続く・・



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