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7000MB/s
まったく儲からないのに、なんとか映像制作と広告やプロモーションがらみの仕事で数十年食いつないできた・・・良くやった! というべきか。アホか! というべきかたぶん後者が正解なんだろうけど、そんな私が備忘録と想い出?のためにnoteに残すことにした。最初の記事はSSD。
その昔・・映像制作者が格闘していたのは超遅いHDD ドライブ。膨大なデータを扱うには外部のHDDに保存するしかなく、ちょっとでも速く、大容量を求めて、涙ぐましい努力を続けておりました・・・4台のHDDをRAID0に設定したり、接続I/OをDVコネクタ→SATAにしたり・・HDD本体の不良や接続コネクタの断線などただ作業の設定をするだけなのに、夜を徹して格闘することもしばしば・・
なんのこっちゃ? という人にちょっとだけ解説。そもそもPC(私はMACだが)と外部記録デバイスのやりとりには次の要素がある。
・PC(MAC)の性能
・やりとりの規格
・エンクロージャー(ドック)の性能
・記録デバイスの性能
まずPC(MAC)の性能だが、これは基本的にはCPU+GPUの性能のこと。映像処理のアレコレを速く行うCPUとそれをグラフィックスとして処理するGPU。これが相まってデータを速く大量に処理することができる。私の場合、もちろん貧乏なのでMACproやimacproは買えない。ネットでヨダレを垂らすのみ。そこで27インチimacの最上級カスタマイズを清水の舞台から更に1キロ上空から飛び降りて買った。CPUは代10世代のi9で8コア16スレッド。GPUはRadeon Pro 580X 8GB・・これなら、4Kもなんとかいける。大好きな鰻も誕生日ぐらいしか食えなくなったが(2020年現在は10コア・・ちっ!)・・・そして、
やりとりの規格だが、これはTHUNDERBOLT 3というありがたい規格をインテル&APPLEが作ってくれてimacにも搭載されているのでこれを使う。もうちょっとするとTHUNDERBOLT 4という規格に変わるらしいが、転送速度もコネクタも変化無し。8Kをフォローするらしいが、そんな仕事はないから大丈夫!
しかし・・・無敵のTHUNDERBOLT 3も問題が無いわけではない。imacにはポートが2つしかない!(imacproにはたくさんついている・・ちっ!)
・映像モニター用にTHUNDERBOLT 3→HDMIで1ポート
・サブディスプレイに1ポート
・編集用SSDに1ポート
・保存用HDD用にに1ポート
足りないではないか!
しかし、貧乏だがガッツはある私はうなりまくり、考えまくった結果THUNDERBOLT 3のデイジーチェーンを使うことにした。つまり
という構成を考えたのである! スピードを要求される作業はSSDで行い、完成したら保存用HDDで保管。さらにドッグはデータSSD用とキャッシュ用SSD用にふたつ用意する。
これでちゃんとTHUNDERBOLT 3 の40GBという転送速度は維持できるのか?
そして、お金は大丈夫なのか!?
ということでやっと冒頭の写真の話になるのだが、シゴトの締め切りが迫っていて結果は次回ということで・・・