#14 スポーツはゲーム

スポーツは点を取り合ったり、ボールを取り合ったり、タイムを競い合ったりと、どんなスポーツにも必ず勝者と敗者がいる。勝ったら嬉しいし、負けたら悔しい。勝ったり負けたりするから楽しい。そんな感情をきっかけにスポーツを始める子供達は少なくないはず。しかし時間が経つにつれて、様々なプレッシャーがかかり、勝たなければいけないとか、負けるのが怖いなど純粋にスポーツ（ゲーム）を楽しめなくなって、結局そのスポーツを辞めてしまう子供達もたくさんいます。原因は本人のやる気もありますがそのきっかけは保護者と指導者が作ってしまっているケースが多いように感じます。私はテニスコーチとして日々現場に立っていますが、ゲーム性のあるメニューを行っている時はとても楽しそうで、どうやったらそのゲームに勝てるかと子供達もう自然と思考が働きます。ただ、好きなメニューだけでは偏りが出てしまうのでそこのバランスは考えなければいけません。個人差があるのが当たり前で指導者は一人一人のジュニア達とちゃんと向き合い、会話をして、そのスポーツをより深く好きになってもらえるよう接していきたいものです。