![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162957920/rectangle_large_type_2_12577e4226adf71b3a799120e3ad636e.jpg?width=1200)
ほぼ日の株主ミーティング2024に行ってきた
去年とは違って良い天気だった。
大工事中のお茶の水駅駅の構内は、天井の低い迷路のような作りから、随分とすっきりした雰囲気に変わり始めていた。聖橋口からの景色も随分と異なって見える。
株主総会を土日に開催するのは珍しい。総会自体も「株主ミーティング」なるイベントの催し物の1つに位置付けられて居ている。株主に対して「どうぞ来てください」というメッセージなのだろうか。ほぼ日という会社の本業である、コンテンツを作り仕入れて、それを売る場を盛り上げていくことができる強み、を考えると、株主総会のコンテンツとして「会社のいま」を株主に届けるイベントして盛り上げようというのは「なるほどな」と考えさせられてしまった。
神田ニコライ堂の脇を通り抜けながら、お茶の水界隈も大きなビルが増えたなと痛感する。せっかくの良い天気なのに、日陰が多くて少し肌寒く感じるのだ。
建て替え中の三省堂と、馴染みの本屋が靴屋に変わっているのを見て、お茶の水からも本屋が少なくなっていることを痛感した。
目的地の神田スクエアへの道のりは、初めて株主総会へ参加した時は随分と迷った記憶があったが、参加も3回目となると迷うことなくメインエントランスまで辿り着ける。
長いエレベーターを登り切ると
「こんにちは」とスタッフから声をかけられる。その服装はスーツなどではなく、このイベントのために作られたと思われるTシャツ姿というのも印象的だ。
また一年が経った。
思えば自分にとっては激動の一年間だった。
働くことについての意欲も失いかけていた。
でも株主総会に参加した後、少し元気を取り戻したことを思い出していた。
株主総会というクローズドな催し物にも関わらず、イベントとしては非常に凝っている。まずゲスト招いた講演。次に株主総会。その次に社員を交えた商品に関する質問会、最後に株主参加型のプレゼント交換会だ。
正直いってプレゼント交換会は、センスに自信のない自分には非常にハードルが高いのだ。恥ずかしいし、家族連れと一緒にプレゼント交換するのはちょっと厳しい。本当は別のイベントの方がありがたい。
会場に入ると、ほぼ日手帳の全種類が壁一面に並べられている。
また、ほぼ日のWebサイトのコンテンツの一部を紹介したパネルが掲載されているのも見慣れた光景になってきている。
ホールにはもうかなりの人が着席していて、空いている座席を少し探したが、ちょっと迷ったのち、後方気味の座席に腰を下ろした。
株主ミーティングが始まる。
会場が暗転し、オープニング動画が流される。
さっきまで、少しセンチメンタルな気分になっていた自分が、ワクワクしていることに気づく。
今日は良い一日になりそうだ。