日記。30代半ばを超えての雑感
37年生きてきた。短いのか。長いのか。よくぶれずに芯があると言われるが、私は失敗の繰り返しだ、だが挑戦をやめたことはない。感性の森へ深く入り込みながら、得体のしれないものに触れ、透明なうつろいとして一瞬美しいと感じるものを愛おしく思う。光の中でとらえたあの数々の出来事はすべて幻だったのか。死のような長い余韻が、ずっと自分自身に纏わりつき、そこから拭い去ることは決して出来ない。港。車の傍で。最初に立ち尽くした男、影の多重、安っぽい化粧で、車のシートを倒して、瞬きしている女、一粒