現場が分からない研修講師ではいたくない
先日、長年付き合いがあり私が最もスキルが高いと尊敬している研修講師(Aさん)と久しぶりに話しました。
Aさんは、社員を抱えて、都内で研修会社を経営しています。
私がコロナ前に人事をしていた2社でお付き合いがありました。
1社目は、大手製造業の3年目研修です。
数百人を15クラスに分け、見習いレベルから一人前の社員へ気持ちを切り替えるという内容を依頼していました。
2社目は、広告業のマネジメント研修です。
昼も夜も関係なく、24時間現場に張り付くような業務。研修に時間通り来ないこともザラにありました。電話やメールがひっきりなしで研修に出席しても集中しない受講者たちでした。そのような中で研修を有意義な時間にするために、Aさんはハッキリと厳しい言葉で「それではダメだ」と伝えてくれました。
1社目でも2社目でも、Aさんの研修の評判は役員やグループ会社にまで伝わり、様々な研修をお願いすることになりました。
Aさんに、他の研修講師と自分が違うところ、こだわりについて聞いてみるとこんな回答が返ってきました。
まさに!強く共感しました。
私も同じ考えです。先に体現されている方がいて、それがAさんであったことがとても嬉かった。
私はハラスメントの研修を提供するにあたり、協会立ち上げ当初はモヤモヤしていました。
コロナ禍において企業で働いたことがないのに、テレワークにおけるハラスメントの話をしても嘘くさい。
独立し、「組織員」から遠ざかっているにもかかわらず組織におけるハラスメントをテーマに掲げるのも薄っぺらい。(コロナと騒がれ始めた初めの頃には起業していました)。
そんな後ろめたい気持ちがあり、身体障害者である立場を活かして、就活しました。
今では法人経営も副業として認めてくれる懐の深い会社に就職できました。
(誤算だったのは気のいい人たちの多い良い組織であったので、ハラスメントに縁遠く私の出る幕がほとんどないことです…)
会社員に戻り半年も経っておりませんが、仕事の問い合わせや依頼が増えたように感じています。
薄っぺらさが自分の中で少し解消された感じがして、言葉にも力がこもったように感じます。
そんな思いでいたので、尊敬しているAさんが同じ気持ちで講師の仕事に取り組まれていることは嬉しくありました。
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最近、実務経験や実績がない(もしくは不明の)自称専門家に遭遇したり、その方々による炎上後のお鉢が回ってきています(とても大変です)。
自称専門家でも、成果物をしっかり出し、依頼主が満足すればまったく問題ないと思います。
ただ、実務レベルで怪しい専門家が中にはいます。
講師やコンサルタントを依頼する際には、どんな実績があるのか字面だけでなく、オンラインでも本人と会話し確認されることをお勧めします。
自分自身も自称専門家と言われないよう勉強と実務を重ねていきます。
(最後の3段落が言いたかったこと)
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