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【レビュー】インド舞踊ってこんなに面白い!モヒニヤッタムに酔いしれた夜のお話

どうも!はら匠です。
11月はnoteの更新頻度が落ちてしまいました。(ポッドキャストで言い訳を
しています。)

さてさて!今回は11月13日(水)の夜に見に行った、モヒニヤッタムというインド舞踊についてお話しできればと思います^^

■モヒニヤッタムってなんぞや

当たり前のように「モヒニヤッタム見てきたよ!」と言っておりますが、おそらくこの記事を読んでいる9割くらいの人が初めて聞いた名前だと思います。
はら匠も観に行くまでは聞いたことがない名前でした。

モヒニヤッタム(モヒニアッタムという表記も)とは…

南インド、ケララ州の伝統舞踊。美しさと優雅さが凝縮された踊りとして世界に知られています。 モヒニは「この上もなく魅惑的な」アッタムは「踊り」を意味し、美しい女性が神々を魅了する様を踊りとして表現しています。かつてヒンドゥー教の神に使える巫女デバダシの踊りとして生まれ、ラースヤ(優雅で静的な動き)、官能的で繊細な動き、アビナヤ(顔の表情)、ムドラー(手の表現)といった多数のフォームの優美な融合がモヒニアッタムの特徴です。

Amebaブログ「インド古典舞踊 舞踊家 丸橋広実」より

です!踊りの内容は「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」といったインドの叙事詩やケララ州で伝わるラーマーヤナの民話などがあります。

■観に行ったきっかけ‐インド占星術やっているわりに、インドの知識が偏っているはら匠


昔からヨガをしたり、気が付いたらインド占星術鑑定までやっている割に、インドのことってそんなに知らないし、なんだか偏っているなぁと感じていました。
別に知らなくてもなにも困っていないけど、逆にどんなのがあるんだろう…と。インドはたくさんの王国の集まりで、インドサリーですら着方が200以上もあるから、舞踊もそりゃあるだろうけど、、、、

ってときに東京の父(近所の飲み仲間)に誘われ、

「インド舞踊!?なにそれ観に行きたい!!!」

となったのです。

■モヒニヤッタムをいざ観に行く!

錦糸町にある「シルクロードカフェ」で岡埜桂子さんのモヒニヤッタムのソロ公演「- あの日、友に託したかの人へのことづて -」が行われました。

錦糸町にあるシルクロードカフェさんにて♪
ベリーダンスの公演などもあるみたい。



始まる前に祖師谷大蔵にあるインド料理屋の「スリマンガラム」さんのビリヤニがふるまわれました。


大盛りにしてもらったので画角からはみ出しちゃう。
超~おいしゅうございました


どうやらインド舞踊を観ながら食べるというのは禁止らしく、まずはしっかりご飯を食べたり飲み物を飲んだりして、食事が終わってから公演を見るというスタイルらしいです。

こういうインド文化に触れられるのはとてもうれしいです。(サンスクリット語の勉強合宿などではアシュラムでのルールが適用されたり…)


そして幸運にもインドに放浪していたことがある写真家であり画家の藤原新也さんと同席になり、インドのお話を伺うことができました。(サラッと書いているけど、ちょうど読んでいる本の作者に出会って直接お話を伺えるのはとても幸運なことでした。)

踊りの初めに、ナタラージャ(シヴァ神の別称。踊りの王という意味)に祈りをささげていました。
それと、サンスクリットの授業でもそうだけど、ガネーシャさまに障害を取り除いてもらう祈りも!

■モヒニヤッタム、面白い…!


今回、ソロ公演をされた岡埜桂子さんのモヒニヤッタム、インスタグラムでご本人のソロ公演の演目の解説動画で予習しておりました。

そして公演の際も、演目が始まる前に話の流れをアビナヤ(顔の表情)やムドラー(手の表現)を入れてくださり、と~っても分かりやすく楽しめました。

こちらのyoutubeの0:44あたりにラーヴァナ(という悪魔)の怒った顔があるのですが、表現がさすがすぎる。アビナヤの、怒りの顔のときの目を見開くようなポーズをはら匠も再現してみましたが、目がちっさいはら匠には再現できませんでした…

怒りの表現、ラーマを表す表現、くるっと回転して登場人物が入れ替わる様子など、音楽だけで神話を表現するというのはとても魅力的でした。セリフが一切ないのに、事前に説明してもらったら「あ、今はこの場面だな」というのが分かって面白かったです。
なんだか、国や文化は違えど、能学に近い感覚を感じました^^

なんでだろう、伝統的なものに共通するのかしら?

▽お能を見に行った話はこちらから。

遠くからでも目力が強いのが伝わってきます。

■ストーリーもまた面白いから聞いてよ

ラーマーヤナというインド2大叙事詩の物語があるのですが、

‐あらすじ‐
ラーマという王子が、恋人であるシータを、ラーヴァナという悪魔にさらわれてしまったので助けに行って、最後ハッピーエンドなお話。(はら匠の好きなハヌマーンもラーマに帰依する者として出てくるよ♡)

罰が当たりそうなくらい簡潔にまとめたラーマーヤナ

今回、岡埜桂子さんがソロ公演でされた演目の中で特に面白かったのが

夫ラーマが不在の時、シーターが3人の義理の母にラーヴァナを描いて見せて!と意地悪をされるユニークで珍しいお話でした。(ちなみにラーマーヤナにはそのような話は出てこない)

公演が終わったあと、岡埜桂子さんに声をかけて質問したら、ケーララ州では伝わっている伝承だそうです。

普通に義理の母たちが意地悪すぎて悲しい!し、その後どうなったんだろうと、もやもやしながら見てました。(まぁそのあとに結婚式挙げているから大丈夫だったんかもな…とか余計な心配をしておりました。)


この絵文字の正体が分かった瞬間!
そういえばインドに行ったとき、よく見かけました。


キャリコンの試験などもあって、インド占星術以外でインドに触れられることがなかったのでとても良い経験でした。


最後に図々しくもお写真撮っていただきました。
ありがとうございます!

ぜひ皆さんもご覧になってくださいまし^^
いろんな角度からインドの神話や物語を知れるのは面白いし、うれしいことです^^

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