習い事でおすすめの「ドラム」 ドラムの魅力を紹介します!
お子さんの習い事を検討中のお父さん・お母さんの中には、「何か楽器を習わせたい」とお考えの方も多いことでしょう。実際、さまざまな調査を見ても、「音楽教室」という回答は男女ともに上位に入っています。
音楽の中でも教室が多いのはピアノですが、指先があまり器用でないお子さんにとっては難しく感じられて面白くない、続かない、ということもあるようです。バイオリンについても同じような声を聞きます。
そんなお子さんには、ぜひドラムに触れてみてほしいと私は思っています。
ドラムは、指先が器用でないお子さんでも挑戦しやすく、音楽の楽しさを存分に味わえる楽器です。お子さんの心身の発達にとって、たくさんのメリットがあります。
この記事では、そんなドラムの魅力をご紹介したいと思います。
ドラムで身につく心のスキル
豊かな表現力
さまざまな曲でドラム練習をすることで、強弱を考えたり自分なりのアレンジを加えたりして、表現力が身につきます。日ごろおとなしく口数が少ないお子さんが、ドラムでは情熱的な演奏をするなど、新しい一面を発揮することもあります。
コミュニケーション力
ドラムが叩けるようになると、ギターやボーカルと組んでバンド演奏をすることができます。ほかの演奏者と交流して一つの音楽を一緒に作っていく中で、コミュニケーション力を高めることができます。自分が目立つことだけではなく、他者とのバランスを意識できるようになることが期待できます。
チャレンジする力、やり抜く力
これは習い事全般に言えることですが、ドラムが少し叩けるようになると、「あの曲をやってみたい」「カッコよく叩けるようになりたい」という目標ができ、粘り強くチャレンジする力、やり抜く力が育まれます。その結果一曲通してマスターできれば「できるようになった!」という自信が生まれ、自己肯定感が高まるでしょう。
私の教室の生徒のみなさんも、練習してうまく曲に合わせられるようになると、最高の笑顔を見せてくれます。そして、「次はこれをやりたい!」と、さらに難易度の高い曲にチャレンジしています。
上手になればカッコいいので、友達や周囲の人からほめられる機会も増え、クラスや学校で注目されることも夢ではありません。ますます自信をつけ、やる気もアップします。
ドラムの練習は難しい?
実は家でも簡単に練習できる
「ドラムを習うのはいいけど、高いドラムセットを買わないと家で練習できないんじゃないの?」と思われる方も多いようです。でも実は、自宅でのドラムの練習は、いきなりドラムセットを買わなくても簡単にできます。
絶対に必要なのは、スティックと、リズムを刻むメトロノームだけ。メトロノームはスマホのアプリにもあるので、とりあえずスティックがあればOKです。
初心者のうちは、重ねた雑誌や机をドラム代わりにして、メトロノームに合わせてリズムを刻む練習をします。叩くものがない場所でも、車の中などで手足を動かしてイメージトレーニングをすることができます。教室で習ったことをイメージしながらやってみましょう。私の息子は、車の中で音楽を流してイメージトレーニングを行い、リズムを身体に覚えさせています。
上達に応じて練習用アイテムをそろえればOK
自宅練習用のアイテムを購入するなら、〇〇円くらいからある練習用パッドがおすすめです。特にトレーニングパッドを2つ用意できると、メインのスネアとハイハットに見立てて練習ができるので、8ビートを覚えるのに有効です。
さらに電子ドラムがあれば、よりリアルな感覚で練習することが可能です。〇〇円くらいからたくさんの種類が出回っていますので、楽器店などで試してみて、お子さんに合ったものを予算に応じて選べばよいでしょう。
私の教室では、生徒さんの上達に合わせて、自宅練習用アイテムのご相談にもお応えしています。
ドラムは子供だけでなく、シニアや女性にもおすすめ!
ドラムは子供ばかりでなく、シニアや女性のみなさんにもおすすめです。体力づくりに、第二の人生の趣味として、ドラムを始める大人の方も増えています。
私の教室にも、若いころにグループサウンズやロックを聴いていて、自分でも叩いてみたいとドラムに憧れていた方々が体験にいらっしゃいます。身近にドラム教室ができたことで「今からでもやってみようかな」と思い立たれるようです。
ずっと音楽をやってみたかったけど、忙しかったり、チャンスがなかったりして踏み出せなかった。そんな方々が、ドラムを始めて生き生きとした毎日を楽しんでおられます。
発達障害を持つお子さんにも、ぜひドラムレッスンを
発達障害をお持ちのお子さんにも、ドラムレッスンは大変おすすめです。
私の息子にも発達障害がありますが、ドラムを通して多くの力を養い、自信をつけて大きく成長してきました。
ほかの楽器と比べて叩くだけなので取り組みやすく、言葉が出づらいお子さんでも全身を使って自己表現ができます。身体能力と社会性の両面を伸ばせるのがドラムだと、体験的に確信しています。
7歳でドラムに出会って約11年、コロナ前には各地のイベントやライブハウスなどで演奏を披露できるまでになり、ドラムを通して多くの方々と関わることで、苦手だったコミュニケーションもずいぶんできるようになりました。
コロナの影響でイベント出演を控えてた時期もありましたが、演奏動画をYouTubeで公開し、多くの反響をいただいています。「感動した」「自分もこんな風にかっこよく叩いてみたい」「ドラムを教えてもらいたい」などなど、うれしいコメントをいただくことで、息子も自信をつけ、いっそう練習に励んでいます。
ドラムを通して健常児のお子さんと触れ合う機会も増え、SNSでは多くのドラマーの方々からフォローやご支援をいただけるようになり、世界が大きく広がりました。
音楽は、障害を持つ子どもと世の中の間にある壁を取り払ってくれる、本当に素晴らしいものだと実感しています。
まとめ
習い事としてのドラムの魅力をお伝えしました。
ピアノやバイオリンに比べるとまだ習い事としての認知が浅いドラムですが、習える教室も増え、気軽に始められる環境が整ってきています。
夢が広がる、自信がつく、人生が生き生きし始める。
そんなドラムを、みんなで始めませんか。
もしやってみたくなったら下記をクリックください↓
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