ひとに迷惑をかけることについて
原っぱ大学 胃袋担当アヤさんです。
世の中が動き出しましたね。
みなさん、いかがお過ごしですか?
家族の予定がちょっとずつ違って、スケジュールや段取りが以前より複雑になっていませんか?
人と対面して何かをすることが、うれしくもあり、ちょっと疲れることなんだということに気が付いたりしていませんか?
私は6月に入ってから、ちょっと一息、「ふーっ」と息を吐くが多くなりました。
分散登校や時差出勤、依然とは変わらぬタイムスケジュールで働く人(うちの場合はオット)たちに対して、
毎日毎日、朝に、晩に
「きょうはどんな予定なんだっけ?」
「明日はどうなんだっけ?」
と、何度も何度も確認します。
(何度聞いても、覚えきれません…)ふぅ。
出かけるとなったら、それはそれで大変です。
「手洗いうがいしっかりしなさいよ!」
「マスク忘れてない??ちゃんとつけるんだよ!」
ふぅ…あ、でも、熱中症とかあるんだっけ?あれ、マスクって大丈夫?…暑いよねぇ…果てしないです。
「友達の家に遊びに行きたい!」
え、あの子のうちってどんなお家だっけ?うちの子、マスクずっとつけてられないけど、行って大丈夫なんだろうか?だけどなー、行ってくれるんなら、たすかるけどな、私ひとりでできることあるしな。
「あー外で思いっきり遊ばせたい!発散させたい!」
だけどなー、ご近所の目もあるしなーこの間、注意されたし。うちの子うるさいし。
グルグル、グルグルしますよね…。
「周りの人と助け合って生きていきたい」
「困ったときはお互い様」
そんな世の中であってほしい、そんな世の中を作っていきたい。そう考える人はたくさんいます。だけど、ホントにそうなのかな?と考えてしまうことがコロナ禍でたくさんありました。自粛警察なんていう嫌な言葉を聞いたりもしました。小さい子や元気いっぱいの子を持つ私たち子育て世代ほど、肩身の狭い思いをしたり。学校や自治体や社会に対して「いろいろ頑張ってくれてるのはわかるんだけどねー」という労わりつついう不満の言葉を何度口にしたでしょう。
巷では
「afterコロナ」や「withコロナ」という言葉をたくさん耳にします。コロナをきっかけに世の中は変わるとも言われています。
きっとそうなんだろうけど、紺色のスーツを着てマスクをしてそれを語るおじさんの言葉は私たちの日常とかけ離れていて、まったく頭に入ってきません。それどころか、イラっとします。そして、「おじさんたちわかってないな。任せてはおけないな…」と強く思います。
私の子どもが生きていく未来はもっといろんな人がいることを認め合って、助けあって生きていく時代であってほしい。困ったときはお互い様!助けたり、助けられたりしながら、迷惑を掛け合いながら、だけどお互いさまで生きていく世の中であってほしい。
…私の子のために(笑)
そうなんです。
私ね、お母さんと呼ばれる人たちと接することが多いです。いろいろかっこいいこと言ったり、キラキラしたこと言ったりします(爆)だけど、すべては自分の子どもに帰ってくると信じているからですw
人は一人では生きていけません。
私もそうだし、あなたもだし、私の子どもだってそうです。
好むと好まざるとにかかわらず、いろんな人と出会って、いろんな人の中で生きていきます。誰ともかかわらず生きていくことはできません。
いいことも悪いことも起こります。えーどうして??って思うくらい気の合う人もいますが、違う意見の人もいます。世の中ってそういうことだと思うのです。
違うけど、認め合う、それを「わたし」から始めていきませんか?自分の子どものために(笑)
子どもたちにそういう未来で生きてほしいから。
私から始めようと思うのです。
周りの人と助け合いながら生きて行くことを、
困ったときはお互い様ということを、
迷惑を掛け合うことを、
私とは違う何かを排除しないことを。
実は、自分のためにってなかなかできません。
こんな風に書きながら「人に迷惑をかける」ことに関して、私は過剰に敏感で、苦手なことこの上ない。だけど、子どもには「迷惑を掛け合って」ほしい。親が「わたしにはできない…」であれば、きっと子どももできないでしょう。(すでに、長女は苦手だと思われる…)あぁぁぁぁ。
だけど、苦手なんですけど、「わたしのこどものため」ならばできることもあります。頑張れることがたくさんあります。
ちょっと頑張って「迷惑をかけて」みませんか?(がんばってってねw)
例えば、
☆洗濯→干す→取り込む→たたむ→片付けるの一連の流れを夫や子どもに託してみる。
(家事はお母さんだけがするものではないということをみんなが理解する。しかし、やり方については、個人に任せ、「ここはどうしても許せない!」ということ以外は目をつぶる。←多様性の尊重w)
☆学校のボランティアを一つ引き受けてみる。
(我が子が通う学校のお手伝い。ともに助け合う地域の第一歩。いろんな人がいることを受け入れる)
☆できないこと、苦手なことを率直に言ってみる。
(お母さんだってオールマイティじゃなくっていい。裁縫が苦手だって(←私)、料理が苦手だっていいんだ!)
できないことができるようになるのはちょっと大変。
ましてや、それが、ネガティブにとらえがちなことであればあるほど、むつかしい。
だけど、「私の子どものために」ちょっと苦手なことやってみませんか?
子どもたちが生きていく、未来のために。