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マエボン全ページ解説その8、すべての男性の夢がここに「スカートめくりやすい手袋」
オンラインサロン前田デザイン室が作った初めての雑誌『マエボン』が9/29に発売になりました。『マエボン』の編集長として、「マエボンとはなんぞや?」がわかるように、全ページを解説する企画に挑戦しています。
前回の記事はこちらから→マエボン全ページ解説その7、インタビューとクリエイティブ企画を繋ぐ架け橋「前田デザイン室って?」
ここから、前田デザイン室のクリエイティブ企画のページに入ります。
トップを飾るのはこちらの企画「スカートめくりやすい手袋」です。
この次の「モザイクパンツ」「ダサT」と合わせて3大エッジの立った謎アート企画です。
スカートめくり熱は以前から
思い起こせば前田さんが「スカートめくりしたい」という発言は、マエボン以前からありました。こちら毎週前田デザイン室運営で発信している週刊NEWS。5/4時点のコメントですでに書かれています。
ZOOMでの雑談?打ち合わせ?のメモをいつも残してくれる高校生クリエイターGOくんのメモにも残っています。(3枚目のメモに注目)
ギョっとしたものの、まぁアイデアというか思いつきだろう。そう思っていました。でも前田さんの凄いところは、思いついたことはかなりの高確率で実現させるんです。
今回マエボンの企画を練っている段階でも早々に「スカートめくりしたい」とおっしゃっていました。というわけで、全ての男性の夢をここに。いえ、室長の夢をここに実現する企画を立てました。
どういう企画にする?
前田さんグラビアで、誰かのスカートを実際にめくっているページについても考えました。ただそれってなかなかのインパクト。悪ふざけがすぎやしないか?と思い却下。振り切れるのはいいけれど、ただの悪ふざけになってしまっては寒いだけですからね。
このころのミーティングで、前田さんと話をしている中で「実際にスカートめくりできなくてもいいので、スカートをめくりやすい手袋とかあればいいな」との発言が。ここから一気に動き出しました。
設定を描きます。今は世にないけれど、スカートめくりやすい手袋というものを発明したので、
・記者会見
・手袋の性能
・使い方事例
こういう構成にしようと決めました。
これはデザイナーさん、ライターさんに送りつけた謎スケッチです。
きわどいからこそ本気で振り切る
このページ、テーマが「スカートめくり」だけに、一同で温度感の調整に気を配りました。デザインを担当してくれたのは只野千尋さんがその辺柔軟に対応してくれました。
・新聞タッチで
「スカートめくりやすい手袋の記者会見」がテーマだったので、最初のラフ案で提案してくれたのは、
新聞っぽいものと
スポーツ新聞っぽいもの
新聞トーンで行くことに。ネタがネタだけにスポーツ新聞だと下世話になりすぎるのでは?というのが理由です。
また写真にも気を配っています。こちらの写真は木村駿生くんが撮影してくれました。数ある写真の中でこういう表情のものもありましたが、
実際に選んだのはこちら
比べたらわかりやすいと思いますがdiscordに書いてある通り、ネタがネタだけに笑うと怪しくなるので真剣な表情を選びました。
・記者会見は「発明」「ジョブス」がテーマ
記者会見も最初パッと思いついたのは、長机にマイクがいっぱい置いてあるものでした。でもこれを再現して撮影するのは結構大変かなぁというのと、前田さんから「その手の記者会見ってどっちかといえば謝罪会見のイメージが強い」との意見が。
たしかに!
スカートめくり…謝罪会見…
違う、そうじゃない。なんだかとってもよろしくない。
というわけで、会見はジョブズの新製品発表記者会見のイメージに。
この手袋は世紀の発明である。
全ての男性の夢が具現化したアイテムなのですから。
・手袋の形状
これはある手袋を加工しています。前田さんの写真のレタッチはデザイナー、アートディレクターの安村晋くんが担当してくれました。
手袋使用例のコーナーは、ネタがネタだけにイラストかなとぼんやり考えていましたが、なんと只野さんの友人のご協力により実際にスカートめくりを試みる写真ロケを敢行。彼女が、スカートめくられる役に協力してくれたありがたいお方です。
振りきるが悪ノリすぎない
ライティングを担当してくれたのは、佐渡島さんインタビューに続き谷下由佳さんです。このページは彼女の妄想ライティングが炸裂していて、ぜひ読んでいただきたい。彼女もこのページの制作についてnoteを書いてくれています。
谷下さんのnoteにも書かれていますが、このページで気を配ったのは振り切ることと同時に悪ノリすぎない、犯罪の匂いをさせないことでした。
最初谷下さんが手袋の使用事例で「山道で背後からめくるパターン」があったのですが、やや襲っている感があるかもしれないね?ということで再度書いてくれました。「学び舎の校庭」バージョンもあったけど、やっぱりちょっと危ない匂いが。
悪ふざけではあるが我々は真剣で、繰り返しますがこれは世紀の発明である。あ、もちろん妄想だけど。
その辺悩んでいた際に前田さんから
「スカートめくりという名前がよくないのかなぁ、エロじゃないんだよ。コミュニケーションなの。スカートを介したコミュニケーション。スポーツみたいなもの。真剣勝負なんだよ。」という謎理論が。
これをきっかけに、谷下さんがスカートコミュニケーションを題材に架空の人物「前田高子」名義で、小説の広告風文章を書いてくれていました。
ここまででもすごいけど、この架空小説に装丁まであるんです。デザイナーの河嶋優伸さんにお願いして急遽デザインしてくれました。確かこの話をしたのって櫻田サロンとの合同オフ会の日だったんです。だから8/29、入稿は8/31日。急なお願いにも関わらず急遽仕上げてくれました。
こうしてできたスカートめくりやすい手袋企画。完成形はぜひ実際のページをご覧ください。もちろん全部妄想のビジュアル遊びです。でもこんなアイテムあったら面白くありませんか?
そんなびっくり箱のような雑誌マエボン。
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