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燃ゆる暗闇にて

表題のミュージカルを観に行きました!
壮一帆さんを観に行ったので、感想はドニャ ・ ペピータ中心になります!

スパリとわかりやすいお話ではなく、複雑に絡み合っているようでした。

物語ー

舞台には楽しそうな盲学校の学生たち、見えている人と同じように生活しながら、公園で戯れたりしています。その様子を先生も微笑みながら見守っています。そんな青空の下、コツコツ杖の音と共に、イグナシオが現れます。使っている言葉もまとうオーラも異質なイグナシオ。戸惑う学生たち。
今まで通りの幸せな日常に混沌が訪れ…。学生たちが考え、感じ、追いながら知る「幸せ」とはなにか、もたらされた混沌は一人また一人と学生たちを巻き込みながら大きくなっていき…。

ネタバレありで書いてもOKなはずなのですが、衝撃なラストだったので、私は的確に書けないでいます。良い感じに書けない…。おそらくキリストに関する言葉も出てきて、深くて面白かったです。

Wキャスト、イグナシオは佐奈宏紀さんが演じてました。

壮さん演じるドニャ ・ ペピータは講師の役でした。学生たちは見えないけど、講師は唯一見えている。りんっとしていて、もっと強くて、でも悲しそうで、生徒たちを愛するところと、生徒たちに危険を及ぼしてしまうところ、矛盾している感情が、複雑に内面に溢れていて、もっと知りたくなる魅力的な人物でした。誰が何を彼女に教えたんでしょう🤔

机に向かって座っているわ~と思ったり、たぶん生垣に座り込んでるシーンがあるんですけどそこがすごく綺麗だな~と思って...パワーのあるシーンに圧倒されたり…演出に驚いたり、その演出も今回のテーマだからそうなるのかなと思ったり、他にも色々思ったのですが...とにかく観に行けて良かったです😊👍

ある女の子同士は、二人で一緒にいることが多くて、バランスが崩れてしまったらどうするのだろうとヒヤヒヤしながら観ていました。よく見かけるような関係性だけど、とてもリアルだったので印象的でした。

悲しい思いや歪んだ願いっていうものは、真っ直ぐに人にぶつかっていくように描かれる物語も多いですが、このミュージカルは、それぞれの歪んだ矢印が、それぞれの人物にぶつかりながら屈折して誰かにぶつかっていくようで、不思議な気持ちになりました。

また、AIが発達している現代だからこそ、人間のやり取りの良さが深まるのかも😀とも思いました。そういうことに気が付いたり、自分なりの答えにたどり着くことが「幸せ」なのだと思いました。ちなみに、観劇中や観劇直後には「幸せ」とは何かという問いや答えには辿り着かないまま帰ってきまして、日を過ごしてました。

ソラも綺麗だったし、役者さんの瞳もとても綺麗でした!それが伝わってくる感覚でした!たくさんの舞台を観ている中でも、特別な体験ができて、本当に面白かったです。

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