おすすめ暇潰し漫画5選
はじめまして。ササクマです。
いつもはアニメ作品の映画評を書いてます。そして時折、思い出したように紹介記事を書くこともあります。今回それです。
みなさんは通勤や待ち時間、どのようにして過ごしてますでしょうか? 音楽を聴く、本を読む、動画を見る、SNSやニュースのチェック、瞑想……などなど、人によって様々な選択肢があります。
その中でも、わたしはもっぱら漫画です。もっぱらの意味はわかってないですが、とにかく漫画を読み漁ってます。
なぜなら、漫画は読むためのハードルが低く、自分のペースで進めるからです。もとより通勤や待ち時間の暇潰しが目的なので、あまり集中力を要さずとも読めてしまう漫画はダラダラするのに最適だと思います。
スマホに入れておけばデータ通信料もかからず、お手軽にササっと読めてしまうのも利点ですね。この記事も流し読み程度でいいです。
ただし、暇潰しに適した漫画作品には条件があります。
① 脳みそ空っぽで読める。
主人公が挫折して成長する、みたいなドラマ性は求めてません。すると必然、ジャンルは日常系に偏ります。
② ストレスを与えない。
ウシジマくんを読もうものなら鬱になります。この辛い現実から逃避させてくれ……。わたしは疲れている。
③ 一話完結が望ましい。
いつでも切りよく読み終えるためです。また、ストーリーに連続性が無いため、あらすじを忘れていても中断した個所から読み始めることができる利点もあります。
④ 長期連載している。
暇潰しが目的なので、長ければ長いほど良いです。最低でも単行本で20巻は欲しい。
⑤ 作中で明確な時間経過がある。
つまり、サザエさん方式ではないということです。時間経過があるからこそキャラ同士の関係性が変化するため、再読する際も新しい発見に気づけて、何度も繰り返し楽しく読めます。
⑥エロくない。
通勤電車内や、ちょっとした待ち時間にムラムラしてられません。
以上の厳しい条件に適う、おすすめ漫画5作品を紹介します。
Ⅰ. 『古見さんは、コミュ症です。』
コミュ症な古見さんが、友達100人を目標に高校生活を過ごす物語です。
ただ設定上、生徒は一癖も二癖もある変人ばかりであり、良い意味でキャラの個性に振り切ったコメディ漫画となります。
また、ただひたすらに美人すぎる古見さんを愛でる漫画でもあります。圧倒的な癒し。どんどん新キャラが登場してきて、交友関係が広がっていく様子もおもしろい。
アニメも最高で、わたしは常に垂れ流しにしてます。2年生編のアニメ化も熱望。
Ⅱ. 『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』
モテない女子高生の日々を綴った日常コメディ漫画です。
主人公の黒木は彼氏どころか友達もおらず性格もクソ畜生なので、上記に挙げた古見さんの完全劣化版となりますが、見ようによっては可愛く見えないこともありません。
人見知りなだけで打ち解ければ普通に会話できるため、2年生の修学旅行らへんから謎にモテ始めます。タイトルの伏線回収か?
また、閉鎖的な学園生活特有の、空気を読んだコミュニケーションもリアルでおもしろいです。それゆえに群像劇としても優秀で、他キャラとの繊細な交友関係も魅力的に映ります。
またアニメ化してくれ。マジで、頼む。お願い。
Ⅲ. 『ぼっち・ざ・ろっく!』
またもやコミュ症の陰キャ主人公漫画がランクインしました。
陰キャがバンド組んでロックやるストーリーであり、主人公の後藤はプロになって高校中退を目標にしています。それでいてジャンルは日常コメディなので、プロになるまでの過程をひとつひとつ丁寧に描きながら、バンド活動していく様子を見られます。
4コマ漫画なので既刊数は5巻と短いですが、4コマ漫画の5巻は単行本で言う20巻相当に値するので(わたし調べ)今回ランクインさせました。わりかしボリュームあります。
昨年のアニメも大ヒットした超人気作品です。楽曲のクオリティも凄まじく、作品の雰囲気に浸れること間違いなし。
Ⅳ. 『ヒナまつり』
ヤクザの下に、なぜか超能力少女が転送されてきた、というSFチックな設定のコメディ漫画です。
普通は超能力を悪事に利用されそうなものですが、なぜか良識ある世話好きヤクザが保護者となったので、主人公のヒナは学校に通いつつのびのびと育ちます。
のびのびすぎるがゆえ、世間知らずでマイペースなヒナに周囲の人間たちが振り回される様子は滑稽であり、悲劇です。登場人物の全員が何かしら不憫な目に遭います。
この良質な不憫笑いは、本作以外ではなかなか味わえません。ぜひ体感してみてください。
Ⅴ. 『アフロ田中』シリーズ
アフロ(天パ)の田中が恋愛だったり、お金だったり、生活していく上での葛藤を赤裸々に描いたコメディ漫画です。
シリーズは高校➡︎中退➡︎上京➡︎さすらい➡︎しあわせ➡︎結婚の順番となっており、最近またマイホーム編が始まりました。1シリーズあたり単行本10冊分はあるので、計60冊くらいの大ボリュームとなっています。
長期連載であるがゆえの弊害として、序盤の高校生編はギャグがお下劣すぎて読む人を選ぶ可能性があります。でも、そこさえ乗り越えたならば、アフロ田中シリーズは人生の友とも呼べる傑作へと昇華するでしょう。
17歳から現在35歳?まで、読者は田中の人生を追体験して行きます。年齢を重ねるごとに変化していく田中の切実な苦悩に、わたしは笑いながらも笑えないような共感の嵐でした。
まとめ
以上、おすすめ暇潰し漫画5選でした。暇潰しとは書きつつも、その内容は自分が好きなコメディ漫画の紹介記事となっています。
なぜ、わたしは日常コメディ漫画を執拗に読んでしまうのか? それは作品に登場するキャラクターたちが、真剣に生きようとするからです。
友達が欲しい、モテモテになりたい、高校中退したい、金持ちになりたい。主人公は人間的な欠陥を抱えながらも、なんだかんだ前向きに課題解決しようと奮闘します。
どんなに傷つき絶望しても、主人公が諦めたら、そこで連載終了です。最後まで諦めず努力したからこそ、友達も恋人も仕事も中退もできます。
変に悟らず、投げやりにならず、肩の力を抜く。辛いことがあっても笑い話にしてやればいい。そんなことを暇潰し時間に再確認するために、わたしは今日も漫画を読み漁ります。
番外編
こちらの番外編では、惜しくも選外となってしまった作品を紹介します。
・『MAJOR 2nd』
前作MAJORの続編で、今度は息子が主人公の野球漫画です。そして中学生編からは女子野球が中心となり、多くの美少女キャラが登場します。
突如として形成される主人公ハーレム。物語の合間に差し込まれる女子中学生の着替え、入浴シーン。エッチです。
・『ぐらんぶる』
大学生がスキューバダイビングのサークルで活動する物語ですが、マジでたまにしか潜りません。もはや、酒飲んで全裸で騒ぎまくることの方がメイン。みんなマッチョでエッチ。
・『それでも町は回っている』
女子高生が商店街のメイド喫茶?で働く物語かと思わせつつ、その実態は推理好きな主人公が周囲を巻き込んで不思議な体験に触れるという、日常コメディSFみたいな漫画となっています。
・『乙嫁語り』
19世紀の中央アジア、カスピ海周辺の地域を舞台とした物語。お嫁に行くこと、新婚夫婦を主題としながら、当時の人々の生活を緻密に描いています。
・『げんしけん』
アキバ系青春漫画の金字塔。オタクサークルに入った主人公が楽しくオタ活に励む物語だったのですが、二代目からは女子中心のオタサーへと様変わりします。そして始まるハーレム展開を誰が予想したであろうか。
・『セトウツミ』
河原で男子高校生が雑談する漫画です。関西弁で繰り広げられる会話劇はテンポの良い漫才であり、作者の才能が光り輝いてます。マジで、どんな生活してたら、こんなネタ思いつくんだ……。
あとは『こち亀』、『銀魂』、『スケットダンス』などのジャンプ作品。
『五等分の花嫁』、『イジらないで、長瀞さん』、『天野めぐみはスキだらけ!』、『幼馴染とはラブコメにならない』、『寄宿学校のジュリエット』などのラブコメ作品。
『今日から俺は!!』、『日常』、『男子高校生の日常』、『1日外出録ハンチョウ』、『上野さんは不器用』、『あそびあそばせ』などのギャグ漫画。
まだまだ挙げたらキリがありません。あーあ、漫画読んでるだけで生活できねーかなー。
いただいたお金は、映画評を書く資料集めに使います。目指せ3万円。