小田島さんはつださんがテラスタルしていた。推しに会いに行ってきた話。
先日推しに会ってきた。
はっちゃんねるのはつださんと
ハブシセンちゃんねるの小田島太郎さんだ
大阪城公園の噴水の前でコレクレーの宝箱を
SVを持っていない人に連携してくれるワクワクな会だった
生配信でたまたまその情報を知った時、私は夫に相談したら一度は却下された
トボトボと布団に入り泣いた
いい大人が泣き寝入りした
2時間くらいで元気を取り戻しもう一度、夫に交渉した。保育園のお迎え行って、お風呂入らせて、ご飯も食べさせておくから、1人でも行きたい。どうしても会いたい。
「アンタ大概な事いってまっせ」とダメだった。
またトボトボと布団に入った
今度は朝までぐっすりと寝た
次の日の朝の早朝も夫に変わらずお弁当を作った。正直作りたくなかった。
でも卵焼きをハートにしてしまう。
ウインナーはタコさんにしてしまう。
夫の好物ばかり詰めてしまう。
日々の習慣は恐ろしい。
どんなに喧嘩してもお弁当と淹れたてのお茶を持たせる。お茶持たせんかったらコーヒーばかり飲むのでカフェインの摂りすぎが心配でならない。
その日の夕方、いつものように夕食を作って子どもを保育園に迎えに行ってそのままお風呂に入る。そうしないと子どもが寝てしまう。
その時間に眠ると夜中に親には地獄パーティタイムが始まる。
横になり片手間で相手をすると目潰ししてきては無理矢理起こし、ドミノを並べろと指示してくる。
実家の両親がクリスマスプレゼントに買ってくれたおもちゃがドミノだ。しかも1000ピースもある。やめろ、やめろ。
作っては倒され作っては倒され賽の河原のような地獄。5:30頃まで付き合わされた時は息子は窓の外を指さして「ついたー」と言った、電気が点いたの意味だった。正確には太陽が登ったの意味だ。電線に留まっているスズメが輝いて見えた。
夜勤明け無駄に景色が輝いてみえるあの現象だ。
それを防止するためにお風呂に入れる
私も入って2人でお風呂で遊ぶ
私が魚釣りをしてたら釣り糸の金具のところにせっせと魚をつけてくれる、ヤラセやないか
水鉄砲で私の目を目がけて撃ってくる
たまに「うんこ、でたー」と言い、焦って尻の辺りを確認すると出てない、私が焦るその様子をみてニヤリと笑う、確信犯め。
そして息子が夕食を食べている頃に夫が帰宅する。夫は職業柄すぐにお風呂に入る。夫がお風呂から上がる時間を計算しながら夕食を温めて盛り付ける。いつも通りの夕食だ。箸置きに箸をセットした時、後ろに立つ夫が言った。夫は席に着くと立たない。お茶も私がついでおく。これも習慣になっている。
でも自分の食べた晩ご飯の食器は時々自分で洗うようになった。
「あのさ、やっぱりアレ行く?」と口火を切ったのは夫だった。
「キューズモールが目の前にあるからそこで俺と息子待ってるわ、車で1人で行かせたくないし。電車もちょっと時間が遅いから心配やわ」と。
実は私は年明けに追突事故を起こしている、違反点数が5点のハガキがきた。「あと1点でも違反をすれば免停でっせ〜気をつけなはれや〜」というある意味死の宣告ハガキ。自戒の念を込めていつも持っている。
免停講習は受けたくない。事故を起こした直後、精神的に参り実兄に電話相談した。免停講習は実兄が受けたことがある。ラッツアンドゴーみたいなオッサンたちとギャルとヤンキーしかいない中、地獄の1日を過ごしたそうだ。気の毒な話である。
兄は車で直進右折する原付にぶつかり擦り傷を負わせた。相手方にはもちろんすぐに救急車を手配し有名菓子店の菓子折りを2つ持って行って謝ったらしい。
後日実況見分が行われ例のハガキが来て「アイツ、人身事故にしやがった、くそっ!」と毒付いていた。兄はスピード違反の累積点数があったから免停になった。
それ、ハインリッヒの法則だよねと言うと、え?何?ケチャップやったけ?と本気の兄。それはハインツや。ヒヤリハットみたいなもんですと言い換えて置いた。会社でもよく言うやろ。
誓って言うが兄は馬鹿ではない、愛嬌のあるアホなところはある。仕事では年に数回中国に行くし、そこでは英語と中国語を使い分けている。
そんな訳で、あの日以来私はどこに行くのも自転車だ。
エアバッグの衝撃でメガネが飛ばされるのはもう経験したくない。廃車手続きは身体よりも心にきた。初めての車、自分で買った車とあんな形でお別れしたくなかった。
車の運転は大好きけど仕方ない。子どもの病気で小児科に行く時以外は乗らないと誓っている。
もういっそまたバイクに乗りたい。また400ccで。
そんな訳ではつださんと小田島さんに会えることになった。
その日から私の体調が緊張でバクりはじめた。
謎の腹痛に襲われた、ビオフェルミンを飲んだ。
食事が喉を通らない。チョコレートを少しだけ食べた、なんだなんだここは山か?遭難中の探検隊か?
まずは震える手でファンレターを書いた。
揺れる思いの丈をパソコンでA4サイズのWordで10枚を超えていた。好きなところや好きな動画の事を書くと膨らんだ。削って削って最終的には便箋5枚におさめるように推敲した。
前日は祝日だった。
保育園が休みのため息子と1日遊んだ。
午前中は公園をはしごし、ポケストップが2ヶ所ある公園では黄金ルアーを炊いた。頭の片隅にははつださんと小田島さんがチラつきはじめた。
【若干下の話になってしまうので苦手な方はちょっとスクロールしてください】
その日の昼に謎の生理が来た。
イケメンの力は女性ホルモンまでをも暴走させる。
私は持病の関係でピルを飲んでいる。
避妊目的ではない。夫とも息子の誕生以来パタリと絶えた。
息子を妊娠する時も超計画妊娠だった。
排卵日の週に7回。しかも朝と晩。
晴れて2クール目でご懐妊。
目的を達成し手を取り合って喜んだ。
お互いに快感目的ではないため第2子もこの方法で授かるのだろうと思う。
私たちは意味のないことは出来ないのだ。
家族だからこそ快楽を求める時期は無くなった。
話が逸れた。
いよいよ当日だ。
朝起きた時から心臓がキュッとなった。
あと15時間後には会える…
この日ばかりは息子が熱を出さないことを祈った
午前中に久しぶりに会ったキラフレンドとキラトレードをする
テラキオン(私)⇄バオップ(相手)
釣り合ってないがいい、相手が欲しいものをあげたい。こうして交換に出せるテラキオンはあと1体になった。
家事をこなして用事を片付けていく
17時いよいよ出発した。阪和道を順調に走り、湾岸線に入る前にPAに寄ってほしいと夫に言うと、一本車線を間違えて高速を降りてしまった。
もう無の境地だった。こんな時責めたり、焦ってはいけない。ルートを再検索するとここからだったら下道でも大丈夫だと分かり時々渋滞する車にヒヤヒヤしながら大阪城へと向かった。あべのハルカスや通天閣も車から見えた。
キューズモールのパーキングに車を停めて、夫と分かれた。
大阪城公園に行くには遠回りして横断歩道を渡るか、地下道を歩いて道の反対側に行く必要があった。
こんなに近いのに出口を間違える。道ゆく人に道を尋ねる。優しく教えてくれた。大阪人は温かい。「ここバーっていってグイッと曲がったらすぐやで」擬音語が多い、この感覚懐かしい。
私が住んでいたのは天六(天神橋筋六丁目)と天満の間くらい場所だった。専門学校時代、女子寮に入っていたのだ。だから大阪は好きだ。いい思い出しかない。飲屋街の天六で毎晩へべれけになるまで飲みハイテンションで帰寮する学生だった。二日酔いで朝食が摂れない事が多く寮母さんによく嗜められた。学生生活の前半、飲み歩きが酷いと実家に報告されて叱責される、いい大人が猛省して勉強に身を打ち込ませた。いや、でも立地が…せんべろやもん。仕方ないねんて。
そして、いよいよ会場についた。
少し暗い中、近づく私に声をかけてくれたのは小田島さんだった。私には小田島さんがテラスタルして見えた。早い話、光っていた。
はつださんが過去の動画で着ていて可愛いグラニフのはらぺこいもむしのジャケットを着ていった。はつださんもそれに気付いて話題にしてくれた。そう、お揃いなのだ。
はつださんは画面で見るよりもずっと背が高かった、父の風格があった。育児してるとつく筋肉が服の上からでも分かった、いつも情報動画とお散歩おこうの動画見てます。
お二人に名刺を渡すかの如くファンレターを差し出し、快く受け取ってくださった。
噴水はジムになっていて、近くにはみゃくみゃくのマンホールがあった。
参加者が黄金ルアーを焚いてくれていて小田島さんが走ってルアーを回しに行っていた、軽やかだった。あの人はホンマはアイドルなんちゃうか。
写真もたくさん撮ってくれた。
iCloudに保存されているのにわざわざgmailに送り万が一本体がクラッシュしても大丈夫なように対策した。
撮ってくれたマネージャーさんありがとうございます。
小田島さんとの写真はもはや恋人の距離感で撮ってくれた。夫ともこんな近距離で撮ったことはない。夢のような時間だった。
名残惜しいがキューズモールで待っている夫と息子が気になり、失礼する旨を伝えてその場を離れた。
息子はキューズモールの遊具で大阪キッズたちと一緒に遊んで非常にはしゃいでいた。一気に現実に引き戻されるがなんだか安心した。
夫もそれなりに買い物してホクホクしていた。
最後は家族でKALDIで豪遊した。目についたイイナ!と思ったものをカゴにいれる。ベビーカーに乗っていた時期は店内が狭くて近所のカルディに行けなかった、そうしているうちに足が遠のいた。約3年ぶりKALDI。やっぱ好きやねん。
帰り道は湾岸線と阪和道を適度に飛ばして帰った。家に着いたのは22時だった。
夫がお風呂に入ってる隙を見て、私の内緒のクレジットカードからクラファンに支援の手続きをした。Tシャツを選んだ。東京での舞台衣装にもなるアレだ。ササッ!っと手続きを完了させ何食わぬ顔でリビングで過ごす。聞くところによると女は8割夫には言ってない口座があるらしい。私もその1人です。
寝る前に夫の部屋を訪れ、夫に「小田島さん小田島さんって何回も言うてもてごめんな…とめられんかってん」と言うと「ええよ、好きなもんは好きでいいし、ホストとかギャンブルに狂ってまうより全然健全やん」と言ってくれた。
芸人さんは人を元気にする力がある。
数日経った今でもそう思う。幸せな気持ちが持続している。
ポケ活にも力が入り雨の日が何日かあったにも関わらず金曜日の時点で50キロを越えた。
そして今朝、東京の舞台に立つためのクラウドファウンディングを達成していた。Tシャツには当日の配信視聴券も付いてる。今からその日が楽しみだ。