紙のノートの思い出とこれから。
『ノートの思い出』って考えたことなかった。
最近、一冊のノートを使い切って感想を書こうと思ったら、たくさんでてきたので、びっくりしている。
小学生の交換ノート(交換日記)
小さい頃は交換日記をやっていて、みんなの落書きで埋まっていってすぐに使いきる。でも2冊目使い始めた瞬間、みんなめんどくさがって続かなかったことがあるようなないような記憶がある。
中学生の大量ドットノート
マス目のノートから横の罫線のノートへ。鉛筆からシャープペンに変わっていく。
中学生の頃は、ノートの数が増えた記憶がある。入学したての頃、Campusドット付ノート5冊セットをたくさん購入して、各教科の授業用ノートと宿題用ノートを保有していた。
使っていくうちに使用したノートが増えていく。
使い終わったノートを見てみると最初は丁寧に書かれているにも関わらず、途中からは文字が読めないし、内容も後から読んでもわからないことが多かった。当時、黒板の文字を必死で写すのだが、全然追いつかなかった。前の人の頭で一瞬見えなかっただけで、消えてしまうのだ。そして、先生の話を聞きながらノートをとるみたいなことがめっちゃ苦手だった。聞いていたら、ノートがとれない。ノートをとると先生の話が聞けない。そして、一瞬追いつけなくなると、もうすべてがわからないという世界観にはいる。この一瞬というのが、『別の事をすこし考えてた』かもしれないし、『一回授業を欠席してしまった』かもしれないし、『先生の言っていた大切なことを聞いたけどすぐに記憶できなかったことかもしれない』。いずれにせよ『もうわからない領域』に入ったら、私にとって勉強が終了していたことが多かったな。「きっとそうだったな~」と思いだす当時のノートをもう一度手に取りたい気分になった。
高校生のA4ノート
高校生時代、物理や数学を解くときA4サイズのドット付きCampusノートを盛大にたくさん使ってすぐにノートを切らしていた気がする。計算だけだったら、裏紙も大量に使用していた気がする。実際に物理と数学ができたかは端の方に置いておいて、自分は頑張って難しい問題に取り組んでいるんだという自分に酔っていた。今思うと、「いや~、酔っている暇あったら数学自体もっと楽しめ、計画的に楽しく勉強しろ、問題をちゃんと解け」と言いたい。筆圧が強かったため、A4用のソフト下敷きを複数保有していた気がする。
大学生、初めてのルーズリーフ
大学生になってからは憧れの『ルーズリーフ』を使用していた。ノートはない。今思うと一枚一枚教科ごとのラベルにいれていくみたいなめんどくさいことよくやっていたなと思う。ルーズリーフの管理も苦手だし、やはりノートうまくとれない問題はここでも生じる。
大学生にとっての課題は、PCの印刷資料のノート、ルーズリーフが両方あるということ。資料もどんどん多くなり、何が大切なのかわからなくなる現象がよく起こった。授業もスマホで大切そうなところは写真をとるが、結局使わないことも多かった。当時安心したかっただけだと思う。
ボールペンで全てメモをとるため、「けしごむ」ではなく一生懸命修正機を使い、上から文字を書くが筆圧が強いことや何度も間違うことで上手くノートをとれなかった記憶がある。
当時PCでノートをとる習慣がなかったが、授業に関してはPCで管理したほうが向いているきがした。
紙の手帳も大学1,2年生は王様のブランチが手掛けたキラキラした手帳に予定をビッチリ書き込んでいた記憶がある。大学3,4年くらい、購入してすぐには使っていてもすぐに使用するのを忘れて、年を越してしまう経験や『勉強しよう』と思って使い始めたもののすぐに使わなくなり、別の勉強ノートになるということが多々あった。
コロナ禍にとってのノート
コロナが始まった年は大学3年生だった。大学3年生の講義はビデオ(オンデマンド形式)であった。一番自分にあっていたように思える。自分が好きな所でメモがとれるし、目の前で講義を受けることができる。自分がどのくらい理解したかの課題もあり、何が大切かを学ぶことができた。
どのようにノートていたかは全く記憶にはないが、授業を集中して聞くことができた。ノートを確実に自分の身のなるようにとれていたのではないかと思う。
お世話になったノートの会社について調べてみた
おそらく、中学生・高校生使用していたノートそして大学生で使用していたルーズリーフを使用していたのはほぼ『Campus』だと思う。Campusってどんな会社が作っているんだろうと思い、調べたら『KOKUYO』さんで企業理念を調べてみた。
素敵。そしてノートという存在(紙になにか書くこと)は創造性を刺激し続けれていたことに気がつき。まんまとブランドアイデンティティの通りに刺激をいただいていたことに気が付いていた。夢中になってたくさんノートに書き続けていた。
会社におけるノート
社会人になってからの話をしよう。
会社では、社会人1年目は配布されていたノートにたくさんの研修のメモをぎっちり書いて使用した後2,3冊ノートを使用していたが、情報量が多く、ごっちゃになってしまうため、基本的にPCでとることにした。今でもメモ帳は紙で使用してPCに転記することはあるが、ノートを使用する機会はなくなり、無縁になるところだった。
自分の思考を整理するため大切なノート
今年の2月に『自分の人生を改めて色々考えたいな~』と思い、ノートを購入した。1日で10頁ほなりたい姿、やりたいことをたくさん書いた。今改めて見てみると、『〇月に△△△する』と書いてあるが、できているもの、遅れてできたこと、できでないもの、やる必要ないなものがあったり。
思考がどんどん変化していくのを見ているのも面白いと思いつつ、「まだやれてないぞ~、これから頑張らなきゃ」という戒めになったりもする。『その時から意外と変わってないな』と思うことも愛おしい。
そのノートの続きには、オンラインのスクールのメモが殴り書きで書いてあったり、誰かとの1on1やコーチングのメモが残っている。そんなことをしているうちにこのノートを使いきってしまった。たくさん影響をもらった考え方や自分の考えていることがたくさん詰まったノート。社会人になって思い出がたくさん描かれたノートを手にできると思わなくて、びっくりしている。ノートを使いきったこと、自分の心がほかほかするノートを作れたので、それをnoteに書こうと思ったら、ノートにまつわる話がたくさんでてきてけっこうな文章量になってしまった。
これからのノート
これからどのようにノートを自分が使っていくのかわからないが、1つだけ。自分のしっくりくるノートを使いたい。大きさ、ビジュアル、書きごこち。最近み周りの人が、可愛いノートを使っているのを見て、いいな、うらやましいなと思った。ノートがかわいいだけで書くのが少し楽しくなりそうな気がするから、私もお気に入りのノートを使いたい。