卒論執筆で使っている便利ツール
こんにちは、原田です。
今回は、卒業論文執筆で使った便利機能についてお話していこうと思います。
先行研究や論文構成の検討ではなく、執筆に特化した内容となっておりますので、便利機能のリンク集みたいになってます。笑
(先行研究などは気が向いたらどこかで…!)
アウトライン機能で骨組みをつくる
「スタイル」を整えて、章立ての準備をする
論文執筆を進める中で、校正を重ねる中で章立ての変更は結構多く発生します。
そのたび、「1.1.1 エグゼクティブサマリー」の数字を都度変更していくのめんどくさいしミスが発生しやすいですよね…
そんな時は、「スタイル」機能を使って、各章・節・項の「見出し」を作り自動で番号が振られるようにしましょう!
また、文字の大きさや太字なども統一して調整できます。
https://www.rk-k.com/archives/4271
目次を自動作成する
上記の「スタイル」を用いた目次作成と連動して、目次を自動作成することができます。自動作成をすると、章立てやページ数の変更を「更新」ボタンを押すだけで完了することができます。
ナビゲーション機能で好きなところに飛ぶ
執筆を進めると、あれ?あの節ではなんて書いてたっけ…といろんな章に飛ぶことがあります。そんな時に便利な機能!また、表示しておくことで、時折全体感を振り返りながらまとめることができます。
おまけ:章が変わる時に改ページさせる方法
学校によっては、章が変わる時に改ページをするように指示がある場合もあります。そんな時、改行で調整するとずれてしまったり、めんどくさかったり…先に挙げた「スタイル」の変更から自動改ページしましょう!
図表番号を整理する
図表番号を追加する
図や表に「図1-1」や「表3」など、図表番号をつけるように指示があるかと思います。そんな時は、「図表番号の追加」を使ってみると、書式の統一、自動で番号の付与(追加・削除した際の調整)を行ってくれます。
図表番号の番号付け
デフォルトの設定では、章関係なく番号が振られる設定になっています。章ごとに番号を管理したい場合は、「番号付け」から「章番号を含める」に☑を入れてください。
図表番号を文章内に入れる(相互参照)
文章内で、「XXXXXXの結果は表1-1にて…」のように、図表番号を入れる場合があります。その際は、下記の相互参照から、番号を入れると、図表の追加・削除による番号のズレを予防することができます。(リンクにもなる)
参考文献の管理
文献管理は、「Paperpile」をおすすめします!今回は、「Paperpile」を用いた、私なりの文献管理・文中引用・参考文献リストの作成についてご共有します。Paperpileの細かい機能を話しだすときりがないので、今回は引用に焦点を当てます!
文献管理方法
私は基本「Chrome」で文献を検索します。卒論で使いたい論文を見つけたら、下記の拡張機能を使ってフォルダに保存します。
「Paperpileのマークを押す→フォルダを選択→Save」
でページの保存だけでなく、タイトル・著者・発行年・ジャーナルなどを自動で認識し管理してくれます。
(うまく認識できない場合もあるので、要注意…)
PDFを開いた状態で保存すれば、「Paperpile」上でPDFを管理することもできます。
文中引用
文中で、(XX 2024)など引用元の表記を入れる場合、paperpileのwordの拡張機能を用いて、情報を引用することができます!
引用したい時は、左の「P+」から引用したい論文を検索して追加するだけ!
(形式はsettingsから調整できます)
参考文献リストの作成
参考文献リストは、先に挙げたフォルダから一括ダウンロードします。
「フォルダを開く→全選択→「Citation」→クリップボードから形式を選択してコピー」でリストが作成できます!
※英文形式になっているため、多少の調整は必要です。
まとめ
wordの機能やpaperpileをもちいた執筆方法についてご共有いたしました。私は「超めんどくさがり×ケアレスミスが超多い」人なので、こういったテクノロジーで簡易化かつミスを減らせる仕組みが構築できると、ちょっとしたストレスが減り中身に集中することができました!