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君子危うきに近寄らず

怪しいけどネタになるから行ってみよう!という気概で生きてきたが、どうやら間違いだったようだ。

結局そこで危ない目にあってもたいしたネタにはならない。マルチ勧誘だったとか宗教勧誘だったとか、体目当てだったとか変な人だったとか、さほど面白いネタにはならない。

山で遭難して死にかけた時に三途の川が見えたとか、銃撃戦に巻き込まれタクシーでカーチェイスする羽目になったとか、そのレベルでないと他人が聞いて「面白い」とまでは思わないんだ。

だから、危ないな、怪しいなと思ったら進まない方がいい。君子危うきに近寄らずとは、昔の人はよく言ったものだ。

というのも、最近某タワーマンションで開催された飲み会に参加し、とある美女に仕事の勧誘をされ、「たぶん怪しいけど行ってみるか」と思ったものの、
冒頭のように「たいしたネタにはならない」を思い出して、やめたのだ。

みんなはそんなネタよりも、目黒のほっともっとにインディアンスの田渕がいたみたいなネタの方を喜んでくれるんだ。

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