マッチングアプリ 虚無のプラネタリウム編④完結
プラネタリウム前に微妙な待ち時間があり、カフェで時間を潰すことになった。
私が相手に「デリカシーないですよね」と言うと相手はちょっと得意げに「たまに言われます」と返してきた。
デリカシーがないなんて、通常人生で言われることは無い。この人は今人生の非常事態にあることを理解してないんだなと思った。
そういう人でも丸の内の大手企業で働くことは出来るんだな、とも思った。
ともかく最悪の時間はすぎプラネタリウムに行った。
プラネタリウムでは腹が立ちすぎてほぼ何も覚えていないが、それでも星空は美しくナレーションの方の声は優しかった。
時計もカレンダーも存在しない時代に、先人が夜の星空を見上げて「あれは弓矢を引く人に見える!」などど楽しむ姿を想像すると不思議な気持ちになった。
ともかくプラネタリウムは終わり、即座に解散した。あまりに解散が早すぎて相手は呆気にとられていた。その後LINEが来たけど返してない。
人間関係はマッチングである。
凹凸があるからこそぴったりとフィットした時に離れ難い心地良さがある。だから、相手の凹凸を非難したいわけではないが今回は全く合わなかった。
ただそれだけと言っておこう。
ちなみに、プラネタリウムになぜ行くことになったのか。
正直記憶があやふやなのだが……まあ最終的に行くことに賛同したので、それは仕方ない。
ちなみにこの時はアプリで割と長くやり取りをしてから会っている。もちろんアプリ上では相手の体臭などわからない。
はっきり言うがアプリでダラダラメッセージをするのは完全に時間の無駄である。メッセージで人となりがわかるのなら苦労はしない。
見た目がセーフならさっさと会った方がいい。
おわり
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