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自信がないからできない、と思っている人へ

最近お話しした、

フリーランスになりたい
新しいジャンルの仕事してみたい

そんな人たちに連続して言われたことがあります。

実際にやったことないから自信がないの、
自信持ってできるようになったらやりたい!

うんうん、
独立する前のわたしもそうだったから
気持ちはめっちゃわかるよ〜

でも、いまは声を大にしていいたい。

やってないことを
自信持ってできるようになる日なんて
永遠に来なくない?


なぜ自信がないのか?

自信がある・ない、その違いってなんでしょうか。

それは
期待に応えられる可能性の高さ
なんじゃないかと思います。

自分が自分にする期待
人からの期待

どちらの場合もあります。

そして人からの期待の場合は、
具体的に、何をどのくらい期待されているのか
はっきりしないことが多いですよね。

だって
人の考えていることなんてわかりませんから。

「普通」なんて、あるようでない

「でも、普通このくらいのレベルは求められるよね」って?
いや、その普通ってどの普通?

会社員の頃は「普通さ〜」って思うこと、よくありました。

でも転職してみると、
ある会社での普通は
他の会社での異常だったり。


例えば新卒で入った会社は、
上司への気軽な業務相談がNGで
それはそれは苦労しました!

いま考えたら「?!」だけど
当時はそれが「普通」だったんですよね。

環境・レベル・立場によって変わる「普通」

その仕事をやったことのない人や
経験が浅い人の考える「普通」と
プロが考える「普通」はまったく違うし

サービスを提供する側か、受ける側か
経営者か従業員かの立場によっても違う

フリーランスになってからは
仕事において「普通」を勝手に想像して
決めつけるのは失礼だよね、
くらいに思ってます。

お客さんの想像する「普通」と自分の想像する「普通」も違う

例えば
「りんご1個ください」の注文も
どこのどんなお店で注文するかによって
お客さんが期待することはまったく違います。

スーパーなのか
高級青果店なのか
生産者直売所なのか

ケーキ屋さんなのか
紅茶屋さんなのか
手芸店なのか

売る方が勝手に

相手はこれを期待してるんだろう
これがこの世界の普通だろう

って思ってることが
お客さんの期待していることと同じとは限りません。

いや、もうね、
絶対違うって思ってたほうがまだいい!

期待値がわかれば自信がなくてもできる

会社員だとささいな仕事なら
経験の有無をそれほど問われずに
「これってできる?まぁやってみてよ」ってことよくありませんか?

なんかそういうの得意そう、とか
いま手が空いてそうだから、とか

そのくらいの期待値で。

受ける方も
よほどこれは無理だー!みたいな仕事じゃなければ
自信があってもなくても
「まぁとりあえずやってみますね」となりません?

だってうまくいかなくたって
指示した人にも責任あるし、とか思ったりね。

つまり
相手の期待値が低いってわかってることは
自信があるとかないとかそこまで考えないはず。

だから一歩を踏み出せないのは
自信がないからじゃなくて
相手の期待値を勝手に高く見積もってるだけなんじゃないかな?

仕事で大事なのは期待値を合わせること

やったことないこと、経験が浅いことって
自分の中の解像度が低くて
ぼやーっとした想像がふくらんでるような状態です。

りんごが欲しい人
=ピカピカに輝く真っ赤で美味しいりんごを欲しい人しかいない!

って勝手に思ってる感じ。

「美味しい」ってのは多くの人が期待することかもしれないけど
すっぱいのを美味しいという人がいれば、
めっちゃ甘いのじゃないと美味しくないという人もいる。

他にも

・青いやつが欲しい
・熟したのが欲しい
・傷がついていても安いならいい

とか、求める条件は人それぞれ。



解像度を上げるためには
お客様はどんなりんごが欲しいのか
まずはそれをきちんと聞くのがとても大事です。


お客様が欲しいと思うりんごを自分が提供できるなら
自信があってもなくても満足してもらえる

わたしはこんなりんごを提供する人ですよ
ってきちんと伝えることができたら
それください!って言う人が
案外たくさんいるかもしれない。

それをせずに

世の中には
ピカピカに輝く真っ赤なりんごを欲しい人しかいないし
わたしはそんなりんごを提供できる自信がないから
無理だ〜!

ってあきらめちゃってるのはもったいないなと
思います。

自信をつけるためには、やるしかない

とは言え、やっぱり、
やったことないことって怖いよねー

やったことがない仕事を
自信を持ってやれるようになるのは
その仕事をやりきったときしかないと思う。

自信がなくても、まずやってみるしかない。

おすすめなのは
まずは自分がどんなりんごを提供できるのか
客観的に見て、言語化する。

そして、
フリーランスや経営者の友達がいるなら相談して
安価や無料ででもいいから
実際の仕事を手伝わせてもらうと良いです。

教えてもらうことを期待するんじゃなくて
実際に経験して解像度を上げる機会をもらえると
「自信はないけどこのくらいならできるかも」と
思えたりしてくるものですよ。



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