【発売まであと27日】見えてきた製品仮説
みなさまこんにちは。
「忙しくても、美味しさをあきらめない」をスローガンとしているハンディスープブランドNagaraの代表、がぱけんです。本名を原賀と言います。
商品について詳細はこちらをご覧ください。
本noteは「30日後に発売するNagara」と題して、開発背景と、その物語を5月20日のクラウドファンディング開始まで少しづつ振り返っていく企画です。
それでは本編をどうぞ。
見えてきた製品仮説
食の満足感には味の複雑性が必要説。
人が幸せに感じるくらいの美味しさを、いつでもどこでも食べられる形にパッケージングするという目標に向かって相変わらず研究を重ねていた時です。
既存のハンディフードを中心に種々検討を行った結果、一つの結論を得ました。
「美味しい食事や高級な食事には複雑性があるが、市販のハンディフードにはそれがない。」というものです。
例えば、有名ラーメン店とカップラーメンのスープの違いを考えた時に、明らかに違いを感じるのは味の”深さ”です。
美味しいラーメンは様々な材料のダシやタレを使います。そして旨味、塩味、甘味、香りなどが幾重にも複雑に重なり経時的に変化する。これこそが格別の味わいを生み出すのです。よくよくグルメ漫画等で「ハーモニー」という表現が使われるのも納得ですね。
一方でカップラーメンの味はまずいわけではないですが、単一で深みがありません。
塩分量や旨味成分の量はもしかしたら同等かもしれませんが、単一であるがゆえに舌への、ひいては脳への刺激に乏しいのかも知れないと考えています。
こういった複雑性の欠如は、多くのハンディフードに見られます。つまり裏を返せば、複雑な味わいを持った商品を作れば、頭一つ抜けた美味しさを実現できるのではないか?と考えました。
たどり着いたのはハンディスープ
そうしてたどり着いた答えの一つが「ハンディスープ」です。
発想のベースは「10秒チャージ」でおなじみのあのゼリー飲料。持ち運べ、どこでも味わうことができるあのパッケージの中に、とっても美味しい冷製ポタージュスープを入れたら素晴らしい商品になるのではないか?そう考えました。
そしてスープ自体、一見単一に見えますが、実はやりこみがいのある料理なんです。
野菜、果物、ブイヨン、調味料、スパイスのそれぞれが織りなす味わいと風味、ピューレの食感。本格的に作られたスープはそれこそ複雑性の極みです。高級レストランで食べるスープとカップスープは別物のように感じますし、事実、帝国ホテルでは”ダブルコンソメスープ”が名物料理として長年愛されています。
忙しい時の朝ごはん、いつものランチを華やかに、罪悪感なしの夜食としても。
とびきり美味しい冷製スープがいつでもどこでも味わえるという提案が、みなさまの日々の暮らしを少し豊かにすると信じています。
(明日へつづく)
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