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ハラケンジャーナル#42放送しました!ゲストは教育コーディネーターの今村亮さん!

こんにちは!原田ケンスケ@衆議院岡山1区支部長改め、ハラケンオンラインチームメンバーのゆーすけです。


YouTubeライブ「ハラケンジャーナル」、第42回目を10月8日金曜日に放送しました。

今回は、教育コーディネーターであり、株式会社Discovery Studio代表取締役の今村亮(いまむらりょう)さんをお迎えしての放送でした。

※ハラケンジャーナル#42のアーカイブはこちらから!

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《今村亮さんプロフィール》
株式会社Discovery Studio代表取締役。1982年熊本市生まれ。
2003年よりNPOカタリバで出張授業カタリ場、中高生の秘密基地b-lab、コラボ・スクールましき夢創塾、全国高校生マイプロジェクトなど多数の事業創出を手がける。2019年に独立し「ディスカバ!」を立ち上げ、2020年より現職。
文部科学省熟議協働員、岐阜県教育ビジョン検討委員会委員を歴任。2021年現在、桜美林大学高大連携コーディネーター慶應義塾大学非常勤講師、NPOカタリバパートナー中野区区民公益活動推進協議会委員。共著『本気の教育改革論』(学事出版)
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生配信の一部を抜粋します。

【教育改革の内容と動向】
今村さん:今までの教育は教科書を配って覚えたら◯で、覚えてなかったら✕といった知識を入れるやり方が主でしたが、これからの正解がない新しい時代では自分で課題を決め、情報を収集し、整理して、まとめ発表する“探求”に移り変わっています。

ハラケンさん:私も教育の人と関わることが多いので、聞いたり考えたりすることがありますが、今の学校の先生が新しい探求の科目を学んできていない為に、対応出来るのかという問題があるのではないでしょうか。

今村さん:仰る通りで、教科単位の専門性に対応しておらず、これまでの学校の先生が学んできた力と、これからの時代に求められる能力の間にはズレが出てくることに1つの問題があります。それだけでなく、先生は普段から忙しいことにプラスして新型コロナウィルスの対応に追われて新しく学んでいく余裕がない点にも課題があり、本来新しいことを学ぶのが強い先生ですら、それを許さない状況下です。その中で誰が関わるかに重要性を感じています。

ハラケンさん:それは先生方のサポートを外部の方が入って一緒にやっていくということでしょうか。

今村さん:そうでないと現実的でないと思っています。それは単純に先生方の働く時間が長い点と得意なことは分担しようという議論からです。

【教育と政治の関係】
ハラケンさん:給特法の判決があり、学校の先生の月給は決まっているが、時給にすると薄給であることを政府は分かっていながら、根本の解決を示していないことについてどう思いますか?

今村さん:これは逆に政治でどう向き合おうとしているか聞きたいです。

ハラケンさん:僕はシンプルに教育への予算が少な過ぎると思います。タブレットや備品も必要だと思いますが、一番は“人”に対しての予算をもっと増やしていくべきです。

今村さん:これは教育現場(教職員に限らず教育に関わる人)にいる立場として、現状の予算幅、制度でも現場から教育を変えられるという確信があります。けれども、本当の意味で世の中を変えるならば、政治が制度の変更にどこまで踏み切れるかが重要だと思っています。

ハラケンさん:政治に関わる人間として言うと、政治とは大きく言うと制度と予算を変えてどうするかです。制度が変わっていないのに学校現場が良くなったことを政治家が自分の手柄だと言うべきではないと思っています。

【教師と責任感】
今村さん:日本の学校の先生は授業中、放課後だけでなく、通学路まで幅広く自分達の責任だと思っています。こんなに広く捉えているのは世界中を探しても日本しかありません。

ハラケンさん:日本の学校の先生は部活動や色々なことをやるのが悪だと言われていますが、そうではなく、キャパシティを超えたり、生徒の為になっていないことに目を向けないといけないのに、ただ単に仕事量を減らす議論になっていることが気になっています。

今村さん:仰る通りで、私たちは先生の心意気や愛情に甘えすぎてきましたね。

ハラケンさん:その愛情をダメだと言うのは違っていて、制度としてどう整えるか変えるかが重要だと思っています。

【教育格差をどうするか】
ハラケンさん:教育格差について、岡山に戻ってきて感じた点は、どこに住むかによって中学高校の体験の幅が変わってくることです。香港の民主化のデモに興味を持った中学生を親が実際に連れていったニュースを聞いた時に、凄いと思う一方で全ての家庭がが出来るわけではないなと思ってしまいました。

今村さん:仰る通り、子供は生まれる親を選べないので、地域や家庭によってどうしても教育の差が出てしまいます。だからこそ、学校の教育に希望を感じています。今回の教育改革で授業の中に体験、探求の要素を入れて、入り口を見せることが公教育での責任であると思っています。


今回の生配信も視聴者の皆さんから積極的にコメントを頂き盛り上がりました!ありがとうございます!

次回のハラケンジャーナル#43は10月15日金曜日21時からNO YOUTH NO JAPAN代表の能篠桃子さんをお迎えしての配信です!お楽しみに!



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