オーガニック給食の導入の2つの鍵
こんにちは。原田ケンスケ@衆議院岡山1区/声つづりプロジェクト代表 です。
3連休も暑かったですね。夏バテならぬ、秋バテという言葉も生まれているようです。疲れだされませんように。
有機米100%給食を実現している千葉県いすみ市
17日にオーガニック給食をテーマにした勉強会に参加しました。
前半では、「希望の給食」という映画を見て、後半では大塚愛県議の視察報告。そして質疑応答タイムという流れでした。
主催:「有機給食を考える会」
共催:「オーガニック備前」等
協賛:たねをまもる会おかやま
このブログでお伝えしたいのは有機米100%給食を実現している千葉県いすみ市のこと。
いすみ市は構想からわずか4年ほどで有機米100%の給食を実現。
その実現に向けての2つの経緯が記憶に残りました。
一つは、「有機米を必要量作ることができる農家さんがいない」
送料42トンのお米が必要になる。そのために行政と賛同してくれた農家が一緒になって有機米の生産の勉強を進めます。有機米のトップランナーを招いての技術指導などで収量の確保に成功します。
だから、農家さんが地元にいなくても、育成を進めることで有機米給食実現します!
もう一つは「高くなる給食費をどうするか」
これまでのお米から有機米に変えると、どうしても給食費の増額になる。その増額分を保護者負担ではなく、市の一般会計から捻出をしたそうです。
そして、その名目は「教育」や「子育て」ということではなく「地域の活性化」。有機米というある種のブランドが出来、広がることが子供の関係者に限らず自治体全体に好影響をもたらす。この方向性で、いろんな人の理解を得たそうです。
いすみ市は今後、無農薬野菜の導入なども進めていくそうです。
給食の質と安全性を全国で
オーガニック給食はまだまだ数少ないですが、給食費の無償化(保護者負担なし)については全国でも導入する自治体も増えています。
とはいえ、全自治体ではありません。
各自治体の子育て教育の方向性や、他の政策との優先順位の付け方や、自治体の規模によるのが現実。
僕も所属する立憲民主党は国主導での学校給食無償化を目指しています。
年間5700億円あれば無償化を進めることができる。決して少ない額ではありませんが、国全体の100兆を超える予算からすれば実現可能な額だと思います。
そして同時に、オーガニック給食のように、給食の質・中身についてもしっかりと考えていく必要があります。
食・農・環境を貫いた教育の面からも大事な話だと思いますし、国が後押しをもっとしていく必要もあります。
国としては「オーガニックビレッジ」を立ち上げ、岡山県では和気町がここに手を上げ、国の支援を受けながらオーガニック農業の研究実践を行っています。
海外からの輸入にほとんど頼っている肥料の高騰が今農家の皆さんの大きな負担になっています。
オーガニックや減農薬などを行う農家を支えていくことは「食の安全保証」の面からも重要です。
いずれにせよ、食料自給率がカロリーベースで40%にも満たない日本の現状。農業を含めた1次産業をしっかりと支えていく政策を進めなければなりません。
動画でも話しています。
3度目の正直に向けて、引き続き未来のために挑戦を続けます。
★今後の集会の予定はこちら
声つづりプロジェクトをスタートしました、
皆さんからいただく声を綴り(つづり)、僕の思いを公開していくことにしました。
その名も「声つづりプロジェクト」
僕の手元のメモを公開するようなイメージです。
この、「声つづりプロジェクト」を始動させた思いも近々記事に書きたいと思います。