見出し画像

「まんがで知る デジタルの学び」出版オンラインイベントに参加しました。

こんにちは。原田謙介です。

「なんのためにデジタルを使うか」
「いまの学校の学びの場の現状を保護者に伝えていくこと」

こんな言葉が心に残りました。

今晩は、まんがで知る デジタルの学び――ICT教育のベースにあるもの 出版記念オンラインイベントで、筆者の前田先生と為田さんの対話を聞きました。
為田さんは「一人1台のルール」の作者で、ICT分野で教育分野の支援をされている方です。

大きなテーマは、学校現場での「一人一台端末」のこと。個別具体的な使い方の話じゃなくて、学校・先生のあり方や社会全体のデジタル化へのヒントが沢山の時間でした。

コロナの中で、一人一台端末が予定よりも早く進んでいる今の日本。オンライン授業をすることがデジタルの本質ではない。
生徒一人一人が、先生や他の生徒と一緒に個人の学びをどうやって深めていくことができるかなのかな。

また、僕自身は教育の政策ことを話すときに陥らないように意識していることがあります。それは、自分の経験だけで語らないこと。その経験は現実の一つで。でも数多ある一つでしかないんです。
自分が受けた教育や子供の学校の様子をもとに、教育政策を語ることは大きな問題がある。教育の現場の変化を無視してはだめだ。

そういう点で、イベントの中での、
「いまの学校の学びの場の現状を保護者に伝えていくこと」
の重要性の話はストンと腹に落ちました。保護者だけじゃなくて、地域の人や行政・政治関係の人も知っていかなきゃ行けないと思う。

日本の教育の現状を問題視する方が行うステレオタイプの批判で、
「先生は社会のこと知らないだろ」って言葉がある。
でも、その言葉を聞くとあなたは、「学校のことを知ってるの!?」

って思ってしまう。

今の日本の学校現場の最大の課題

僕が政治に関わる立場として、今の日本の学校現場の最大の課題は、「学校の教職員の暇がないこと」だと思っています。

切羽詰まってれば、ICTが入ったって新しい授業の構築をする時間がない。
生徒と落ち着いて向き合う余裕もない。そして、先生自身が一人の人として、自分の人生を豊かなものにしていく時間もない。

この問題を解決するためには、教職員の定数・教職員の役割・カリキュラムのあり方・外部との連携・入試の方法なども変えなければいけないことが沢山ある。
そのためのヒントは、前田先生や為田さんや参加されていた先生方の現場での取り組みの中に沢山あるなと感じました。

また、学校現場だけでなく、様々な学びの場に視野を広く持ちながら、教育のあり方について学んでいきます。

引き続きがんばります。

お二人の著書をご紹介します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?