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独創的で自由な世界「ミロ展」| art-012
こんにちは!
私は週1で展覧会に足を運んでいます。
今日は「ミロ展-日本を夢みて」の感想まとめです。
私は2022年4月17日(日)まで開催されていた、東京のBunkamura ザ・ミュージアムに行きましたが、現在は愛知県美術館で開催中で2022年7月3日(日)までの会期です。
![](https://assets.st-note.com/img/1654866841858-pGgFs1slGi.jpg?width=1200)
ミロのこと
ミロは、1893年スペイン・バルセロナ出身の芸術家です。
ピカソと並んで現代スペインの巨匠とされています。
ミロは生涯を通して幅広く創作活動を行っていますが、シュルレアリスムの文脈で紹介されることが多いです。
具体的なモチーフと抽象的な記号の併用、デフォルメされた形、原色を用いた激しい色使いなどで独自の画風を確立しています。
画風はほかのシュルレアリストとは異なりますが、シュルレアリスムの創始者アンドレ・ブルトンからは「もっともシュルレアリストらしい画家」という言葉を送られたそうです。
ミロについてもっと知りたい方は、こちらの記事が詳しくて参考になります。
この展覧会は、そんなミロと日本の知られざる深い関係に迫る展覧会です。
展覧会サマリ
ー基本データー
展覧会名
ミロ展-日本を夢みて
会期
2022年2月11日(金・祝)~2022年4月17日(日)
開館時間
10:00~18:00(金・土は~21:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日
2月15日(火)、3月22日(火)
会場
Bunkamura ザ・ミュージアム
各線「渋谷駅」 徒歩7分
〒150-8507 東京都渋谷区道玄坂2-24-1
観覧料
一般 1,800円(オンライン販売/当日会場販売)
約130点の作品と資料、盛りだくさんでゆっくり鑑賞派の私は2時間かかりました。
撮影はNGです。
ー感想ー
・興味深度 ★★★
・感動度 ★★
・影響度 ★★
・コスパ度 ★
①無邪気で独創的なモチーフが魅力
子どもが描いたような純粋で自由で楽しそうなモチーフがおもしろいです。
人も、宇宙人やアメーバのような不思議な形で、踊っているかのようです。
私はミロの作品をみて、ピカソの言葉を思い出しました。
It took me four years to paint like Raphael, but a lifetime to paint like a child.
(ラファエロのように描くには4年かかったが、子どものように描くのには一生涯かかった。)
人は考えるいきものなので、理性で制御されていないように見える絵を描くのはとても難しいことだと思います。
すごいなと思いました。
②色のパワーに飲み込まれる
そして色使いもすごいなと思いました。
色鮮やかで、原色を多用しておりポップなかわいい感じがします。
また、黒を使った書を思わせる作品や、水彩のにじみやにごりみたいな色を使った作品があり、日本とのつながりを感じることができました。
ただ全体的にぱさぱさした感じの画面で、パワフルで満たされた感じというよりは、どこか哀愁漂う印象を受けました。
まとめ
ミロが来日した際の様子や、愛用していた民芸品なども展示されており、日本との関係を知ることができる展覧会でした。私はこれほどたくさんのミロの作品を観たことはなかったのでシンプルにミロの作品をたのしみました。
これから近現代美術にも、もっと触れていこうと思いました。