#8 古民家暗中模索中 竹焼き編 その2
DAY 22 5月10日 竹をもっと焼いていく
今ちゃんが来てくれるという。
前日頑張り過ぎて、寝坊して9時に間に合わず。
今ちゃんが駐車場で草を刈りながら待っていてくれた。ごめんよ。
今日はおじさんが来ないので、竹林で自分なりに火をつけようとライターを用意していたが、少し炭をかき分けて、竹をバラバラっと投入したらすぐ火がついた。
ある意味こわい。
昨日よりも竹を投入して大きく燃やしてみる。
今日は少し余裕を持てるようになってきたので実はバナナを用意した。
すぐ食に向かってしまう。
今ちゃんはもっとすごかった!なんと!そこで買ったというキャベツ丸ごと1個と、そして家から焼き米を持ってきてくれていたのだ!!
今ちゃんはよくイベントのお弁当や、ご飯を作っている人。
昨年の合宿でもお昼のケータリングをお願いした。
焼き米とは、熊本の保存食で、お米をモミのまま潰して焼いて乾燥させたものらしい。固いフレークみたいな状態。
今ちゃんはそれを若竹に入れて水を入れて火のそばに置く。
どうなるんだろう!
そろそろお昼かなと思っていたらおじさんが来てくれた。
今日は来ないと言ってたのに様子を見に来てくれたのだ。
チェーンソーを持っているので、節を切ってもらう竹ばかりを集めたセクションに来てもらい、お願いする。
そろそろお昼にしようと二人の動きがどんどんゆっくりになってたのに、おじさんが来てくれたことでまたもやしゃかりきモードに!
わたしはやっているうちに火に当たりすぎたせいか、お腹が空いてるせいかクラクラしてきたので休憩する。
すると今ちゃんがすかさず火をくべる担当や節を切るおじさんのサポートに入る。
何にも言わないのにやってくれるってすごいなあ〜
チーム力必要なんだな〜
あいまに今ちゃんがキャベツをくるんだ竹の皮が焼けてしまったので違う葉にくるんで火にかけている。
あ、それなら!とわたしもすかさずバナナを竹で蒸し焼きにすることにした。
こういうことは動けるのだ。
復活して竹をくべていると、焼き米を入れた筒にあたって横に倒してしまう。
中に入れた水が流れてしまった。
あわわ!あわててまた水を入れ直して火にかける。
うまく炊けるのか?
1時間ほどしておじさんが帰った。
そこでやっとふたりがお昼を食べる体勢に入った。
おおお!!!!なんと倒したにも関わらず焼き米もいい感じでご飯になっている!
キャベツもいい感じで蒸されている!!
そして今ちゃんが持っている万能スパイスと塩を振りかけて食べる。
このスパイスは本当に美味しい。やっぱり買おう。
今ちゃんはさらに、持参した焼き海苔を、竹の火で炙る。
かっこいい!!!
焼き海苔を炙る、なんか文句なしにかっこいい!
今ちゃんが、湿気ってたからやで〜というが、なんか寿司職人みたいや!!
焼き米をキャベツに包んで海苔でさらに巻いたら・・・
おいしい!!!
キャベツは食べる分だけ剥がしていく。
あまい・・・。
デザートのバナナもギリギリまで焼いて、バナナ汁がどんどん出ていた。
当然ながら、皮を剥くとトロトロで甘い。
すごい!バナナ!美味しい!!
お腹がいっぱいになってようやく今ちゃんと最近の近況を話し合う。
竹林に風がいっぱい吹いて気持ちいい。
お昼を食べたら14時くらい。
もう今日は竹はこれ以上焼かない。
明日の分の竹を近くまで持って行ったり、上の方にある竹を引っ張り出してきたりと結局15時過ぎまでやってしまった。
今日はチーム力が際立つ日であった。
なんとなく竹を焼いていく要領はわかってきた。
明日はいよいよ正真正銘一人だ。