ママ友がいないのでブログを書くことにしゅる

私にはママ友がいないのは前の記事の通りだ。ママ友がいない専業主婦なので、日中は結構ゆとりがある。「ゆとりがある」と言うとかっこいいが、要は暇である。
今日は旦那がリモートワークで家にいるのだが、さすがに夫が働いている隣の部屋で昼からネットフリックスに興じるのも気が引けるし、真面目な顔してパソコンぱちぱちやっててもブログ書いてるだけなので心苦しい。しかもタイトルは「ママ友がいないのでブログを書くことにしゅる」だ。ここで、本音としては専業主婦を満喫しているのだが、一方で心苦しさもあるというお気持ち表明だけしておく。

そういえばふと思い出したのだが、昔働いていたPR会社で、真面目な顔してパソコンをぱちぱち打って働いているフリをしていた男性社員が、実はyoutube見てるだけだったのだけど、背後の窓ガラスに画面が全部反射して映ってしまっていて、近くに座っていた社長にバレていたなんてことがあった。やっぱ働いてる方が面白い人に遭遇できるよなあと思いつつ、私は専業主婦5年目になろうとしている。

いま武蔵小杉のおしゃれなカフェでこのブログを書いている。ニューヨーク発祥のカフェで、変わったクロワッサンが名物だ。「ニューヨーカー御用達」という触れ込みと、タキマキの家くらい高い開放的な天井と、ばかたけえラテが私の気持ちを前向きにさせてくれる。こんなおしゃれなカフェで、「ママ友がいないのでブログを書くことにしゅる」なんていうどうしょもないブログを書いているのは、世界で私だけだと思う。そう思うと変な自信が湧いてくるが、このタイトルが結構でかめのフォントで画面に表示されているのは恥ずかしいが過ぎる。まさかこのカフェの本国オーナーもこんなブログ書くやつが来るなんて世界展開する前に考えなかったと思う。カフェの座席の配置的に、後ろを人が通るし、なんなら後ろにも席があるので、どうかこんなみじめなタイトルは見ないで欲しいし、見てもそっと胸に閉まっていて欲しい。

武蔵小杉は神奈川県内屈指のママ友社交界の聖地である。武蔵小杉に行けば、群れをなすママ軍団を50タイプくらい観察できる。ギャルなら渋谷、家出少女ならトーヨコ、ママ友軍団なら武蔵小杉だ。ママ友社交会の生態について論文を書きたい方にはもってこいだと思う。こんな街で、私はいつまでママ友ゼロストロングスタイルでいくつもりなのだろうか。