3つの平和の理念 水島広子さんへの返信

 水島広子さんへの返信

 水島さん、いつもありがとうございます。私は世に異形とされるものの中にも真実があると言っているだけでトランピストでもなければ、Q化、Z化?関係ありません。トランピストという言葉に潜む蔑み、そして「戦争屋」の嘘が嫌いです。
私の
「止揚思考プロセス」の一番の理解者が水島さんです。

 私は、小さい頃から「変なこと」を言い出すと言われてきました。数字が色に見えると訴えた時、何かに取り憑かれたかとまで言われた事もありました。
 大学で心理学を専攻したのは、自分の「変」に科学的に向き合うためでもありました。
 「変」は、常に差別や排斥の対象です。人は、自分の理解できないものに怖れを抱く性質があるようです。
代議士となった後も「変に対する敵意」との闘いは、続きました。私が拉致議連の立ち上げに加わった時に一部の「リベラルな人たち」から「ありもしない拉致問題を右翼と一緒に訴えていくとは、何事か。」と非難されました。胸にプルーリボンをしていることも非難されました。私は、反論しました。「拉致された人たちの命や人権を守らない、あなたの人権意識にこそ問題があるのではないですか?」と。
 2019年末もそうでした。
「原因不明の感染症の脅威を米国と中国の友人たちが警告を発している。」と説いて回った時も「陰謀論はやめて」という人さえいました。人々が知らないこと、理解できないことについて伝える事は、怖れを引き起こすとつくづく思いました。whistle-blowerが排除される背景も怖れが関係していますが、それを排除する社会は、脆弱です。
 現在、世界的にwhistle-blow されている事象は自作自演の戦争、軍産複合体の嘘です。

有名な経済アナリストでバランスシート不況についても警鐘を鳴らしておられる方からアメリカの変化について聞いた時の事を今でも鮮明に覚えています。
 それは、「オーバーフライトの人たち」(※差別用語)とエスタプリッシュメントが不当に差別をしているアメリカの中西部・南部の人たちの連帯にについての話しでした。「飛行機で頭の上を飛び越されるだけの人たち」などとよくも言えたものだとの怒りと共にその方々の気づきが2016年のアメリカを大きく突き動かそうとしていることを。
 「反旗が掲げられている家がありますね。あれは、子ども達を軍に出して帰らぬ人となった家族の家です。

 世界の警察官、アメリカ。民主主義と正義を守るために奉職した子どもたち。日本の国家予算にも匹敵する軍事費を使い世界に展開する米軍。そして正義の戦争。それなのにアメリカは、安全にならないし憎まれさえしている。
 ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争、アフガン戦争…。もしかすると自作自演の戦争だったのではないか?かつては軍産複合体と言われたものが現在では巨大な金融・情報産業も組み込んで巨大な利権装置を作り上げてはいないのか?内なる戦争屋こそが本当の敵だったのではないか?」「空調の効いた部屋で綺麗な服をきてボタン一つで巨万の富を得る。そんな金融ハイエナのため日々の勤労の糧を奪われ、仕事も暮らしも奪われるのはおかしいではないか。」

私は、Bernie Sanders議員を支持しています。彼は、よく「仕組まれた」という意味の言葉を使います。
私もそのとおりだと考えています。しかし不思議なのは、日米のリベラルメディアでは、これらの人々がいう事は、MAGAの支持者だから聞く価値もないものだと言うのです。
同じことを言ってもサンダース上院議員が言えば正しくMAGAの人が言えば価値がないと言うのなら、それは差別以外の何物でもありません。

 ウクライナでの戦争についても私は、ミア・シャイマー氏やキッシンジャー氏同様、即時停戦を訴えてきました。水島さんもご存知のとおり私はdemocratsです。私たちが連携するアメリカのdemocratsの progressive議連の仲間達も先月、ウクライナ戦争の即時停戦を求めるletterを約30人の連名で出しました。これ以上、誰の命も奪われてはならないからです。しかし、中間選挙を前にして民主主義国家がロシアという権威主義国家と戦っている時に何ということを言うかと身内の民主党からもメディアからも大反発を受けて撤回してしまったそうです。
 民主主義国家と権威主義国家。果たしてそんな簡単な対立構造で戦争を続けさせるのに支援をしていいのでしょうか?
 日本でも右から左まで「戦争支援」を止めろと言った議員がどれだけいるでしょうか?
 枝野幸男さんと私は、パートナー同士もかけがえのない友人でした。私的な部分を公に持ち込む事は避けていますが、正直なところを言えば、私的な部分でも信頼関係があり、ご縁もあって新しい立憲を立ち上げることに参画しました。
 しかし現状は極めて厳しいと言わざるを得ません。胸のうちは先日、お話ししたとおりです。
 核廃絶の道で私がブレる事はありません。平和の創造プロセスにおいてもです。
 第三次世界大戦への導火線は、一刻も早く消さなければなりません。しかし現在の与野党の安全保障担当者の議論は、大きく的を外しています。グローバリストや緊縮論者の力が強まる一方です。
 私は共和党であれ民主党であれ「戦争を止めろ」という議員と連帯しています。
 現状では、共和党議員からその声が多く聞こえます。
 右の人には、共産党と共闘する私が「変」に映るでしょう。
 左の人には、一水会さんを引用する私が「変」に映るでしょう。
 私は、ロシアを一方的に非難する岸田政権の立場と一線を引いています。歴史的経緯を見ても「仕組まれた」戦争である事は明らかだと思うからです。
 私は、オスプレイなどFMSを買いまくるものとも一線を引いています。
傀儡保守では、国民を守ることができないからです。

水島さん、本当にありがとうございます。自著「平和」で水島さんと対談した折にも約束したとおり、「3つの平和の理念」に基づきこれからも「人間の安全保障」をはじめとして教育を拡げ核廃絶と恒久平和創造プロセスを確実に前進させていきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

…………水島広子さんのツィート…。…
「原口さんはよく変なブレ方をするのですが(だから、実は私は彼とは個人的にはよくやりとりするけれど、ツイッターのフォローをしていない)、よくよく話し合ってみると最初の「ギョッ」と真意が違うことが多いです。そうでなければもう友人をやめていると思います。」(水島広子さんのツィート)

………水島広子さんが返信したツィート………

「立憲パートナーズの一人として、
原口議員の「Z化」「Qアノン化」「トランピスト化」を懸念しています。

原口氏が熱烈支持しているトランプ氏について。

トランプが次期大統領になったら「本当に常軌を逸したことが始まる」 人事、軍掌握、対ロシア」

(立憲民主主義派/正直で透明・公正な政治の実現を!貧困や差別のない社会の実現を!@binit2028さんのツィート)

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