シン俚諺〖福は禍の父、禍は福の母〗
〖ご挨拶〗
年寄りはお節介です
傘寿が近い私もご多分に漏れず色々思いついては世に提供したがるのでした
ついては、{固定観念は心の金縛りなり}との当論考にて未来ある方々のお一人にでもお役に立てたなら本望です
〖禍福俚諺の三兄弟〗
さて、{禍福}を云々するコトワザには次の三つがありましょう
【禍を転じて福となす】、【万事塞翁が馬】、【禍福は糾える縄の如し】
いずれも意味合いが同じなので私は{禍福家の三兄弟}と名づけて親しんでおりますよ、正に人生の彩りには成るゆえにです
これを踏まえると次のような{コトワザもどき}が芽生えて参ります
※〖福は禍の父であり、禍は福の母でもある〗
【失敗は成功の母】なのだから、それならば此れも言えるのではありませんか
はい、そんな訳で、つまりは次の言葉を以て提案したいものですよ
※〖福は禍の父、禍は福の母〗
なお、これにつき{言技・ことわざ}であること言い添えて置きましょう、{諺・俚諺}とは一段低いレベルとの意を込めてです
〖評価は変わり得るもの〗
歴史上、評価がガラッと変わった人物や事柄も多いものですね
また、もちろん個々人の人生に於いても同じことが言えましょう、現に私も自ら経験しているのでした
つまり、土砂降りの後の虹や、台風一過の快晴は実際に有ること間違いありませんよ
〖まとめ〗
ついては{希望へと繋がる忍耐}は信じる価値が確かにあるとの結論を以てペンを置きましょう
え!「福が来るのは良いが、いずれ禍になるのは嫌だ」ですって?
はい、気持ちは分かります、ですが自然には春夏秋冬の四季があるように心には〔喜怒哀楽〕がありましょう
そうして、その大規模なものが人生を通して幾度かあるらしく、それこそ天命であり宿命でもあって誰もが避けられないのです
推察しますに、その筋書きにつき如何様な対処の仕方をするのか試されているのではないでしょうか