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『言技(ことわざ)遊びのススメ』後編
『Ⅲ、既存俚諺の変形版』
〖あ~な行〗
【愛は人の上に人を造らず人の下に人を造らず】
【暑さ寒さも悲願する】「われ等だって優しくしたい」
【暑さ寒さも非難する】「悪いのは我らでなく人間だ」
【壁に耳あり障子に目あり天井板には戒め告げる神の口あり】
【金の縛りは身を縛り固定観念は心を縛る】
【金はエンマの回し者】本当に必要な処は避けるようだ
【金は人に上下を造る】
【今日吹く風は明日吹かぬ】今、この時を確と味わう
【弘法の筆に肖(あやか)る】彼を手本にすれば直ぐにも達筆に
【弘法も筆に謝る】達人は謙虚に使いこなせぬ技量を恥じる
【子煩悩孫煩悩】爺婆の煩悩はスゴイ
【礼儀あるから親しむのです】
【死人にクチナシ生者にサクラ】
【自分を探すよりも創った方が早い】
【勝負は時の運だが時は熱意の強弱次第】つまりは熱意の強い方が勝つ
【善は急げ悪は休め】悪意が生じたなら一晩寝ての後です
【沈黙は金、雄弁は銀、訥弁は銅】
【虎と狸の皮算用】自分の能力のドッチを活かすべきか
【鳴かぬなら訳があるのさホトトギス】涙枯れたか、陰で泣いてる
【泣きっ面に蜂、満面笑みに蝶】
【逃がした魚は大きく持っている幸せは小さい】
【二兎を追う者三兎も追える】要領が良いからね
『は~わ行』
【百考は一行にしかず】
【人は人我は我、なれど同じ人】
【人の振り見て我が振り可とす】自分は此れで良いと肯定しよう
【人を悪(にく)まば病臥する】悪意を持つと病になるのです
【人を褒めらば花二つ】褒め褒められた両者ともに感謝の花を頂くのです
【不幸中の幸いよりも幸中の更幸は常にあり】これに気づかぬ人は多い
【惚れて通えば千里も一里、意欲が有れば富士も丘、難業とても一捻り】つまり{努力⇔意力}です
【ユーモアは一隅の照らしなり】
【我が家の芝生は青々しい】気持ちで負けないこと
『Ⅲ、付録』
〖各才の分類〗
愚才=常識の中でも答えは出せぬ者
凡才=常識の中から答えを出せる者
秀才=常識にはない答えを出せる者
英才=常識を超えた問いを探せる者
天才=常識を作り出す運命を持つ者
奇才=常識を創り出す宿命を持つ者
鬼才=常識を創り出す天命を持つ者
〖人間の五様体〗
悲観論者は天気が悪いと諦める
楽観論者は晴れるまで待つ
現実論者は装備して出る
理想論者は別の方法を考える
唯識論者は自在に捉える
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