Vol.33 原田隆史の人生クレド⑩「一日一回思考する(日誌継続)(2009/7/7)
「原田隆史の人生クレド」と題して、私の「理念・ミッション」を短い言葉で端的に表している「クレド」を10回にわたり、ご紹介してきました。
今回は、原田メソッドの基礎基本、「日誌」についてお話させていただきます。
【一日一回思考する(日誌継続)】
ティーチング、コーチングという言葉をよく耳にするようになりました。
ティーチングとは、問題に対する解き方や答えを教え導くことです。
コーチングとは、効果的な質問を投げかけ、自分の中にある答えに気付かせることを指します。
指導の初期段階には、ティーチングが大変重要です。ティーチングとは、
「経験に裏打ちされた知識や経験のひきだしを増やすこと・増やしてあげること」とも言えます。
ティーチングで培われた知識や経験をどの場面で生かせばよいのか、自ら気付かせるために、コーチングの手法います。
このようにして、自立に向けての効果的な指導を行います。
コーチングは、基本的には2人以上の人間で行われます。
コーチとクライアントが、質問する側とされる側になり、問題解決の方法を
さぐっていきます。
しかし、当然ですがセルフコーチと契約を交わし、一定の料金を支払わなければなりません。
これを毎日30分足らずで、無料で、一人で行うことができます。
これが、原田メソッドの「日誌」です。
一般的なコーチングとは、
(1)コーチが
(2)クライアントに対して、
(3)効果的な質問を投げかけ、
(4)クライアントに気付かせて、
(5)ゴール、ゴールへのプロセスをあぶり出す。
(6)そして、コーチが気付きをまとめて提示する
このようなものです。
原田メソッドの日誌を書けば、自分で自分をコーチングすることができます。原田メソッドの日誌が、「日記」と目的を異にするのはこの点にあります。
日誌に一日30分向き合うことで、自分に問いかけます。
「家に帰ってから寝るまでの時間はどうして予定通りにいかなかったのだろう?」
「そうか、パソコンをしすぎてしまったのか。明日はパソコンを30分にしよう」
「今日は会議の前にバタバタとしてしまったな。どうすればよかったのだろう。」
「そうか、朝に時間があったのに、資料を点検しなかったからだ。準備は大切だ。」
このように毎日、自分で自分をコーチングしてください。
「問題は、発生と同時に答えを背負っている」という有名な言葉があります。質問の中に答えがある、という表現もあります。どちらも私の大好きな言葉です。
自分の失敗や出来事に対してもう一度よく考えてみよう、という前向きな気持ちと勇気がわいてくるからです。
この言葉は核心を突いています。
一日一回日誌を使って思考する。それを365日続ける。
目的・目標達成のための強い味方として、これからも日誌継続をがんばって
ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(感謝・原田 隆史)2009年7月7日発行