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Vol.65 【 成功の三大ツール 1】(2010/2/23)

自立型人間を育成するための方法【原田メソッド】で、私たちは「成功のための三大ツール」として、原田式長期目的・目標設定用紙、日誌、ルーティンチェック表、の三つを提唱しています。
まずは、どれか一つだけでも試していただきたいのですが、一番のおすすめは、三種類を関連付けて生活の中に取り込み、継続することです。どれか一つだけを試すよりも、三つを一度に試した方が確実に成果につながりますし、またご自身の生活におけるプラスの変化を肌で感じることができるようになります。
今回はその「三大ツール」についてお話をすすめてみたいと思います。

私たちの提唱する「原田メソッド」は、これまでの歴史において素晴らしい結果を残してきた「成功者たち」の研究から生まれたものです。
成功者たちは、教師やコーチ、スポーツ選手や金メダリストから、科学者や偉大な指導者・思想家まで多岐にわたっています。
彼らの取り組みや残した結果、生きた時代は様々でも、その結果を出すにいたったプロセスにおいては、実に多くの共通点を見出すことができます。

まず、彼ら成功者たちは「こうなりたい」という理想や目指す姿を、最初から決めていました最初に決める、これが「目標設定」にあたります。
彼らは、始める前に「こうなりたい、ここまでは到達したい」というゴールを決めていて、そのために何をしたら良いか、ということを逆算して考えていました。
これを私は「シナリオ・ストーリーを作る」と表現しています。
金メダルを取るまでのストーリー、革命を成功させるまでのシナリオ、偉大な発明を完成させるまでの物語を、彼らは最初に作っていたのです。
私はこのシナリオ作りへの思い・ノウハウを「原田式長期目的・目標設定用紙」1枚で余すところなく表現できるようにしました。
私の指導信条の一つは「シンプル・イズ・ベスト」。ノウハウやスキルは、いくらでも複雑で難解なものにできると思いますが、私は、もっとも大切なことを、できるだけ多くの人に取り組んでいただけるようにシンプルに、と心がけています。
原田式長期目的・目標設定用紙は、目標達成の基本形であり、しかも同時に完成形でもあるわけです。

用紙を記入し、目的・目標達成までのシナリオが完成したら、あとは「成功に確実に近づく、しかも毎日近づく」ということが大切です。
成功とはある突然手に入るものではなく、緻密なシナリオ作りと行動計画と実践、そして何より「継続」することにより手に入るものなのです。ある日突然手に入る成功は、「偶然」「たまたま」ということになります。私たちの目指す成功は、「自分の意志で、何度でも確実に反復することのできる」という性質のものです。

こうなると決めて、こうすると決めて、毎日決めたシナリオ通りにやりました、そして決めた通りになりました。全て予定通りです。
これが、あらゆる成功者、「成功のプロ」の取り組みの極意です。

そしてこのシナリオを構成する「毎日」を支えるものが、「日誌」と「ルーティンチェック表」です。
次回は、成功へ向けての一歩一歩を支え、意志の力と忍耐力を養う「ルーティンチェック表」についてお話をさせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
                                                                                     (感謝・原田 隆史)2010年2月23日発行
*発行当時の文章から一部を変更している場合があります。

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