往路と復路で地に足がつく
一つに場所にずっといるのが難しい、という感覚を持っている人は少なくないと思う。落ち着きがなくていろんな場所を回遊してしまう、という状況を思い浮かべた人もいると思うが、今日書きたいのは「一つの場所に属しきれない」と感じるアウトサイダー的感覚についてである。この感覚をわかりやすく説明するとなると、おそらくスナフキンを引き合いに出すのが一番早いと思う。ムーミンのよき友であるスナフキンが「ムーミン、春になったらまた会おう」とどこかに出かけてしまう。彼は1匹狼の吟遊詩人的なキャラクター