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北海道/ゴールキーパーの課題

指導者を始めて5年?程
まだまだ指導者としての経験が少ないですが
北海道でずっとやってきた選手時代感じていたこと
含めて見えてきた北海道のゴールキーパーの課題
私が考える北海道のゴールキーパーの差の一つとして
『クロスボール・ハイボール処理』
だと感じます。

といっても
自分自身クロスボールは得意ではありませんでした。
理由は身長もなく(177cm)自信もないため

今日は、クロスボール・ハイボール処理についてお話ししたいと思います。

クロスボール・ハイボールとは

まず、クロスボールとは簡単に
サイドから中央へのパス(ロング、ミドルパス)
センタリングとも呼ぶことがあります。

サッカーの大前提として、
最後ボールは必ず中央(ゴール)へ集まってきます。
ピッチ中央に比べサイドは守備プレッシャーは弱く、ボールを保持できる傾向。
サイドへ意識を持たせて一番大切な中央へパスを送る。

クロス攻撃に必要な要素
・クロッサーの質
→キックの質(タイミング含め)
・フィニッシャーの質
→DFとの駆け引き、タイミング

クロス守備に必要な要素
・クロッサーへのプレッシャー
→目線を上げさせた状態でクロスを上げさせない
・フィニッシャーへのDF
→自由にボールへ競らせない、走り込ませない
ボールと相手を同一視することが難しいため、
クロス守備は難易度高いです

状況にもよりますが、
クロスは攻撃側優位である
と私は考えます。
そもそもサッカーにおいて
守備側はリアクションのため攻撃側が有利なスポーツです。

ゴールキーパーにおけるクロス守備

ゴールキーパーのクロス守備の考え方
私はこのように考えています。

大前提として、
クロス対応は『スペースディフェンス』

〜インターセプト(パスカット)〜
まずはメンタル面での準備
「出られるボールなら出る」ではなく
「出ないといけないエリアへのボールは出る必要がある」
サイドにボールがある時の失点のリスクはほぼありません。
失点の可能性が高くなる時は、
「中央のFW(フィニッシャー)」がプレーした時です。
その「中央のFW」へのパスをカットする、
しなければ失点のリスクが上がるのでインターセプトを狙う。

〜ポジショニング〜
ゴールキーパーのプレーに限らず、
インターセプトを狙う為にはスタートポジションがかなり重要です。

ゴールキーパーの全てのプレーの大原則
「ゴールを守る・守るための準備」
クロッサーからの直接シュートももちろん準備が必要です。
ただ、それ以上に失点の可能性があるエリアは中央
フィニッシャーがいるエリアです。
7:3(中央スペース:ゴール)
私はこのように選手に伝えています。
ただそれは、
ポジショニング(立ち位置)なのか、
意識的な部分なのか
これはまた試合、相手の状況によって変化します。

準備姿勢も大切です
育成年代を見ていると棒立ち状態の選手がかなり目立ちます。
後ほどあります、北海道のクロスの課題にも繋がりますが
ボールが上がってこない、失点することが少ない
そんな背景もあるのでこのような状態になっているのだと思います。
また、ここに試合中に気づくコーチも限りなく少ないでしょう。
GKコーチはボールも大切ですが、GKにもっと注視しなくてはいけません。

他にも要素はたくさんありますが、
大体のゴールキーパーがクロスへ消極的な理由として
「恐怖心」
特にボールをキャッチした状態で下半身へ接触を受けると
上半身からピッチへ
ゴールキーパーにしか分からない恐怖心
まずはその接触が起きないためのスキル、技術も必要です。

北海道のクロスへの課題

ゴールキーパーや攻守に限らず、
北海道はクロスへの意識が低く感じています。

・中央での攻撃で完結している
→サイド攻撃をする必要がない
冬のフットサルシーズンがあるため狭い場所での打開は可能
だが、ピッチを広く使うことが習慣化されづらい

・クロスへの知識の低さ
→クロスのメリット・デメリットの理解がもっと必要

・ヘディング技術の低さ
→浮いたボールへの対応が課題(トラップ、キック含め)

北海道ではクロスでの成功体験がないため
発展がないのだと考えています。

カテゴリーが上がれば上がるほど、
クロスでの得点の割合は高くなります。
現在ではなく未来のためにも
クロスボールに対するトレーニングの必要性、
また基礎知識は必須だと感じます。

ゴールキーパーの必要な技術として、
もちろんクロスボールへの対応以外の様々な技術は必要ですが
年代別において試合中現象が起きないことに対しても
未来のためにトレーニングを積む、経験することが必要だと感じます。
「ゴールディフェンス」と「スペースディフェンス」
共通するところはゴールを守るためのプレーであること。
試合時間の1割にも満たない時間しかボールを触らないポジション
触る時はピンチな時
そこで100%のプレーを発揮できるようにサポートします。

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