小説、ネコになった世界 ②
おなかすいたにゃー。
ご主人様は、ながいながい、外出中。
暗くなるまで帰ってこない。
家の中で、ひとり、お留守番。
ポカポカ陽気はいいけれど、暗くなるまでまだまだ時間はたっぷり。
ネコの世界には、「大きな問題点」がある。
ヒトとあそぶ時間が少ないということだ!
ネコは、1/2は寝る、1/4は自分の時間、残り1/4(6時間)をどう過ごそう。ヒトは、1/2くらい働き、1/4は寝て、残り1/4(約6時間)が自分の時間だ。
ネコとヒトの余白時間はぴったり一致するのに、一緒に遊べる時間は、なぜか1日1時間くらい。
なぜ❓
なぜあそんでくれないの❔
結論:ヒトは、スマホに夢中。
わかる、楽しそう!
自分の時間、大切だよね。ネコも自分の時間を大切にしているから。
では、どうするべきかにゃ?
答えは簡単。
ヒトが働かなくなれば良いのだ!
一日の半分は働きすぎニャー。5時間くらいでよくニャー?
ガチャ。
(玄関が開く音)
武が帰ってきたか。。。
メシの時間を告げるチャイムでもある。
めくるめく、幸せな時間。
今日こそは、たくさん遊べるかな?
完。