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大学に行くべきかどうかを中卒が考えた。

あ、最初に言っとくけど今回の記事は何の参考にもなりません。悪しからず。


先日福岡でトークショーにお呼ばれしてお話しする機会がありました。その中で「芸術大学に行きたいですか?(行った方がいいと思いますか?)」と言う質問がありました。


僕、大前提として大学どころか高校にも行ってません。


めちゃめちゃ昔の記事ですがここに詳しく書いてます。


なので、大学高校の仕組みが未だに分かってません。単位とかも正直何のことか今までよく分からずに来ました(我ながらすごい)。

知ったところで僕には関係ないなーって感じです。


勉強する意味に関しては流石に大人になってからは、もっと色んな社会や歴史、芸術のこと知りたいと思い20代後半で高校程度認定試験、みたいなのを取得して一応高卒程度の資格?は持ってます。


他人が大学に行くべきかどうかとかは、正直他人のことなのでそこまではっきりと言えません。何か後悔して僕のせいにされても困る。


ただ個人的に思うのは、僕はいかなくてよかったし、何よりもコスパが悪すぎるだろ、と思ってる。


医者や国家公務員、芸術大学であっても学芸員の資格が必要と言う場合は仕方がないとしても、公立で300万くらい?私立で7、800万円もの金額を、4年間の為に支払うの、僕には無理だわーと思う(大阪で2年間だけ通った専門学校は自分で貯めたお金100万円ちょっと?で支払ったので)。


両親がお金出してくれたり行かせたいのならいいんじゃないかな。


本当に良い環境で勉強がしたいなら大学と言う環境はいいんだろうと思う。お金がなくて、どうしても勉強をしたいなら頑張ってお金貯めるか、そうでなくとも毎日図書館に通えばいいんじゃね?くらいかな。


僕は僕の今の人生、中卒で高校大学も行かず18歳で神戸から大阪に来て、19歳で路上で絵を売り始めてヤクザや酔っ払いに絡まれて喧嘩することもしばしば。居酒屋バイトを16歳からずっと転々とし続けながら新地では夜や闇の世界の人たちも多く見てきた。そんなことしながら20代作家活動続けて海外でもありがたく個展ができ、30歳で結婚したが我儘すぎてついに他人の下ですら働くことができなくなり、崖っぷちの中でギャラリーとバーのお店をはじめ、今でも作家活動もしつつ行政とのお仕事なんかもある、そんなヘンテコな自分は結構気に入ってます。


多分運は良い方なので、先々で出会った色んな人たちに恵まれてきたのでそうした出会いがいつも刺激的で「もっと勉強しよう!」とか「この人みたいになりたい!」と思ったことが今の自分になってる感じ。


大学へ行くかどうかは目的ではなく手段なので、どんな自分になりたいのか?僕は10代から結構変わってなくて、今でもずっとそう。


いつも行き当たりばったりで、面白くないことはしない。とにかく楽しくて面白いことをしよう、と思い続けています。

制作についてはまたちょっと考えが違うかも。それはまた今度。


「なんで毎日満員電車に乗らなければいけないんだろう」

「何で他人と同じ服を着て通学しなきゃいけないんだろう」

「何で自分に必要のないと思われる知識を学ぶ必要があるのだろう」


何で?何で?何で?


を繰り返してたらこんな人間になってしまった。


戦争を経験した僕と同じ誕生日の死んだ婆ちゃんの口癖で

「勉強は自分が必要やと思って時にしたらええんよ」

戦争の為中学校にもいけなかった婆ちゃん。


勉強できることすらもありがたいことだし、ただ勉強よりも何かアクションを起こすことが大事だと思えば、そうすればいいと思う。


僕は常日頃から前提をまず疑うことを大事にしています。


大学に行くかどうかは選択肢の一つに過ぎないし、高校に言ってたとしても高い金払って大学に行くか、1000円で布切れ買って路上で絵を売るか、どっちにするかと言われたら僕は間違いなく今でも後者。


あまり参考にならない記事でした。

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原 康浩/画家・アトリエ三月主宰
大阪で絵画制作や美術活動をしつつ、ARTspace&BARアトリエ三月を運営しています。サポート頂いた分は活動費やスペース運営費として使用させて頂きます。全ての人がより良く生きていける為に 美術や表現活動を発信し続けます。