アラサー女子の私が3年間に渡る過食を克服しつつある話


はぁ、苦しい。今日もお腹がいっぱいで苦しくなるまで食べちゃった。
健康体だった私が数か月で+7キロ、焦って運動、断食を繰り返して自分を痛めつけた3年間。今も完全に克服した訳ではないけれど、良い方向に向かっていると思うので、いま苦しんでいる方のお役に立てたら。


①私が過食になった理由

3年前、公私ともに生活環境が大きく変わった。
1点目は結婚したこと。本来、結婚はめでたい話かもしれないが、他人同士がひとつ屋根の下で暮らすことは想像以上にストレスだった。自分ばかりが家事をしている気がする、それなのに感謝してもらえない、配慮のない言動にイライラする。これはお互い様だったかもしれないが、四六時中一緒にいると恋人期間には感じることのなかったストレスがあった。

2点目は職場で異動があったこと。いわゆるエリートが集まる部署に異動をした。最初はやる気満々だった私も異動してきて1週間で周囲とのレベルの差を感じた。努力で埋められない地頭の違いだった。それでも、少人数の組織で自分の役割も明確だったので毎日必死だった。上司からのプレッシャーや周囲とコミュニケーションがうまくとれない、本来自分が持っていたはずの良さが発揮できない環境が苦しかった。

②どのような症状だったのか

私が過食してしまう場面は「緊張したとき」、「イライラしたとき」
「緊張」は苦手な人との会議で発言が必要なとき。オンライン会議がメインだったので終わった瞬間に過食した。打ち解けていない人たちとの飲み会でも緊張する。飲み会でごはんを食べたはずなのに帰宅途中のコンビニに寄ってアイス、お菓子(しかも3,4個)を買って家まで我慢できずに、コンビニを出た瞬間に食べた。
「イライラ」したときは冷蔵庫にあるものをすべて食べていた。ケーキ、クッキー、ヨーグルト、チョコ、、、本当に全部なくなるまで食べていた。それでも足りない時はコンビニにアイスを買いに行って、家まで数分なのにそれもまた我慢できずに食べながら家まで帰った。

③過食しているのに過度な健康意識が自分を苦しめた

私は過食していることに対する罪悪感を打ち消したいという反動から、過食前よりも健康意識が強くなった。常に食べもののことを考えて、食に支配されていた。
健康にまつわる本を読んだり、腸活をテーマにした講座、料理教室に通ったり、知識だけは増えた。過食はするけど、食べるときはグルテンフリー、できれば無添加のものを選んでいた。
体重が過去最高を記録すると焦って酵素ドリンクを購入し、1週間の断食。グルテンフリー、無添加は一見、健康そうに見えるけど砂糖は使われているので大量に摂取すれば血糖値は急上昇するし、もちろん太る。
健康だったときの方が健康を意識していなかった。不健康になったからが故の過度な健康志向だった。無駄に知識がついてしまって、それと逆行している自分が情けなくって自己嫌悪に陥る日々だった。

④過食を克服しようと思った理由

過食をしていた3年間、自分も苦しかったが一緒に暮らす夫はもっと苦しかったと思う。結婚前とガラリと性格が変わり、自分がコントロールできず消極的でネガティブな発言、相手を責める発言をする私と暮らすことはつらかったと思う。
もちろん私自身も夫に優しくできない、昔だったら笑い飛ばせたことに対して執拗にイライラしてしまう、過食をやめると決意しては挫折を繰り返す自分にうんざりしていた。
結婚してから3年間、そんな日々だったのでいよいよ離婚した方が良いのではないか、という話になった。夫から離婚しないという選択をする場合、軌道修正をしていくために改善してほしい点をいくつから伝えられた。
その一つが「予定していないタイミングで食事をする」ということだった。過食期間は時間帯関係なく食べていた。幸せそうに食べるのではなく、むさぼるように食べる私を近くでみることは想像以上に辛いことだったのだな、と再認識した。治したい、以前の自分に戻りたい、と本気で思った。

⑤過食克服のために実践していること

過食を克服するためにネットの情報でいろいろと試してきたが、一番効果があったことは専門家に相談することだった。
夫から改善してほしい点を伝えられた日の午後、私は心療・漢方内科を受診した。
病院に向かいながら「今から病院に行って、先生に見てもらうのか。これまで過食で痛めつけてきた自分の身体はお金をかけて治してあげなきゃいけないレベルなんだなぁ、ひどいことをしてきたなぁ、」と自分のことなのに、なんだか客観的に妙に落ち着いて、考えていた。
病院の先生からのアドバイス、取り組んだことは別記事で書こうと思う。
完治したとは思っていないが少しずつ過食の頻度も減ったし、自分の顔を鏡でみれるようになった。(過食期間中は自分の顔を見たくなかった)

まさか自分が過食で苦しむことになるとは思わなかった。
でもきっと変われると思う。今、過去を振り返って辛かった過程を振り返ることができた自分を抱きしめてあげたい。


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