見出し画像

118-1 朗報!誰でも簡単にスティールダーツのアベレージを上げる方法みつけました

「万人にぴったりの助言や道具一式はないんです」- ブルースリー
でも、私はひとつ見つけました。万人に合う助言です。それは、ダーツを投げるスペース(部屋や会場など)に情報端末(スマホ・タブレット・PCなど)を置かないことです。

ダーツを投げる部屋から情報端末を出す

ただそれだけで、アベレージが上がります。

理屈としては、こうです。ダーツを投げるスペース(部屋や会場)に情報端末を置いた場合、次のようなことが起こります。情報端末が気になり、集中力が下がる→アベレージが下がる。

ダーツを投げるスペース(部屋や会場)に情報端末を置かない場合、情報端末が気にならず、集中力が上がり→アベレージが上がる。

サイレントモードでもスマホは私たちの邪魔をする
集中力も作業記憶も、私たちが複数の作業を同時にしようとする悪影響を受けるようだ。きっとあなたは今、じゃあパソコンの電源を切り、スマホはサイレントモードにしてポケットにしまえばいいやと思っただろう。だが、そんなに単純な話ではない。前の章でも書いたように、スマホには、人間の注意を引きつけるものすごい威力がある。その威力は、ポケットにしまうぐらいでは抑えきれないようなのだ。

スマホ脳 P92-93

「スマホ脳」を読んで、スマホやPCがダーツの集中力を妨げることを知っていました。しかし、この集中力がダーツにどのように影響するかは分かりませんでした。
私は仮説を立てました。
①ダーツを投げるスペース(部屋や会場)に情報端末を置いた場合、情報端末が気になり、集中力が下がる→アベレージが下がる。
②ダーツを投げるスペース(部屋や会場)に情報端末を置かない場合、情報端末が気にならず、集中力が上がり→アベレージが上がる。

大学生500人の記憶力と集中力を調査すると、スマホを教室の外に置いた学生の方が、サイレントモードにしてポケットにしまった学生よりもよい結果が出た。学生自身はスマホの存在に影響を受けているとは思っていないのに、結果が事実を物語っている。ポケットに入っているだけで集中力が阻害されるのだ。同じ現象が他の複数の実験にも見られた。そのひとつに、800人にコンピューター上で集中力を要する問題をやらせるというものがあった。結果、スマホを別室に置いてきた被験者は、サイレントモードにしたスマホをポケットに入れていた被験者よりも成績がよかった。実験報告書のタイトルが実験の結果を物語っている。「脳は弱るーーースマートフォンの存在がわずかにでもあれば、認知能力の容量が減る

スマホ脳 P93

そのような実験をダーツで行った場合、どうなるでしょうか。当然、私は実験を行います。
まず、部屋に情報端末を置いた状態で400回スロー(計1200本)を行い、次に部屋から情報端末を片付けて置かない状態で400回スロー(計1200本)を行います。そしてその比較を行います。(実際は、5日間くらいかけて実験をしました)

情報端末ありなしの比較

端末ありとは、部屋に情報端末を置いている場合。
端末なしとは、部屋に情報端末を置いていない状態のことです。

1レグ15本ほどのダーツを投げたとします。すると、10点近く、情報端末を置かない方がアベレージが良いことがわかります。つまり、ダーツを0.5本近く、情報端末を置かない方が得をすることを示しています。この0.5本が勝負を決める場面も当然あると考えられます。

当然、情報端末が使えないので、手書きです

このように、情報端末を近くに置かないと良い結果が出ることはわかっていますが、実際に大会でこの実験結果を使用するのはかなり難しいです。

最近のスティールダーツの大会では、ほとんどの場合、マーカーがタブレットを使用します。そのため、ダーツを投げるスペースに情報端末がない状態を作り出すのは難しいです。もう一つの問題は、他の人の情報端末が近くにあると、プレイヤーの集中力が低下し、アベレージが下がってしまうことです。

さらに、ダーツの世界では、身につけやすい技術は簡単に廃れる傾向があります。この技術も簡単に身につくので、すぐに廃れると考えられます。

ソフトダーツでは、実験は行っていませんが、ソフトの台自体が情報端末ですよね。これがどう影響するのか、誰かが実験してくれると良いですね。

ともあれ、ダーツを投げるスペースに情報端末を置かなければ、誰でもアベレージは上がります。

以上




いいなと思ったら応援しよう!