次の次の資格試験決定!~知的財産管理技能士(1級)~
2級の(再)受験前に捕らぬ狸の皮算用!!!
ええじゃないか、ええじゃないか。自己研鑽の、ロードマップ作りですがな。
ということで、はじまりはじまり。
1.はじめに
弁理士、技術士(経営工学部門)、危険物取扱者(甲種)、気象予報士、、、
知的財産管理技能士(2級)の次は、何にチャレンジしようかと悩んでました。そんな私に、次に向かうヒントと勇気を与えてくれくれたのが、セアカさんの記事です。
おかげ様で、目的と目標を明確にすることができました。深謝です。
これまで受験、取得した資格は、業務の棚卸、自尊心の回復の為。
この考え方は、継続しますが、これに加えて、
これから受験、取得する資格は、専門家としての厚み、技術者としての幅を広げるため。
歌って踊れるエンジニア、マルチタレントということをこれまでも意識はしていましたが、きちんとお国に認めていただき、明示できる形にもしたいな、と。
”技術者”であるところは核ですが、
研究者として;
修士卒のくせに、査読付き国際紙に1st Authorで2報Accepted。社会人になってから一時期、技術開発を担当させていただき、特許登録が3件、国際会議でのOral発表2件。
研究者/技術者/事業推進者のサポーターとして;
一時、部門統括のお仕事も経験させていただき、縁の下の力持ち、間接業務の仕事大切さも勉強させていただきました。
んで、
小生のキャラクターもあるかもしれませんが、技術者として事業部やプロジェクトの仕事をしていると、ジェットコースターのような日々なんですよね。騒いでなんぼ、みたいなところもありますし。
方や、間接業務は、兎に角落ち着いて、皆さんの業務が円滑に進むように、上程事案の社内議論が有意なものとなるように、穏やかな顔で、変なリスクがないかクンクン嗅ぎまわり、冷静に、時に冷徹に、仕事する必要がある。
で、実際にサポート業務を経験した感想は、、、
社会人生活を通して、一番平静な気持ちで仕事してた、私。。。間接業務、意外とやりがいあるかも。。。
ということで、今後のキャリア形成は定かではありませんが、
知財(間接業務、の小生理解)で厚みをますのもアリだなぁ。。。
ならば、弁理士か!!!
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2.知的財産管理技能士(1級)
を、次の次は受験します。(尚、次は2級)
えぇ!?弁理士じゃないの?冒頭の候補のどれとも違うし、、、
しかも小生、以前の記事で、”知的財産管理技能士の1級受けるくらいなら弁理士を受けるべき”、と以前に書いています。。。
だったら何故???
だって、色々調べてみたり考えたりしたら、、、
知財の専門家、或いは弁理士として仕事したいとは小生、全く思っていない。
自己研鑽にしては、難易度、コストが高すぎる。
独学受験は結構無謀らしく、予備校でガッツリ講座受講が現実的、らしい。
裏返すと、目的・目標は、
知財の専門知識も有するエンジニアとして、知財戦略、IPランドスケープ、技術戦略等にも助力したい。
無理はしない。
お金はかけたくない、自分のペースで勉強したい。
んで、もう一つ。
弁理士の短答式試験と知的財産管理技能士(1級)の学科試験の過去問を眺めてみたんです。そしたら、、、
弁理士の短答式試験、全然面白くない。全くワクワクしない。これに正解できたからって何かいいことあるかい???(勿論、論文式試験、口述試験に合格すれば、あとはお金をたくさん払うと弁理士を名乗って独占業務ができる。)
知財管理(1級)の学科試験、えっ!?ちょっと面白そう。2級の試験より全然面白い!棚卸し感もこっちの方がある。
あぁ、そういうことか!知財管理の方は、1級が実務者、2級が基礎知識、と以前に評したけど、部活と一緒や!まずは、基礎、基礎、基礎、で全然面白くない。その内、ミニゲームとか始まったらめっちゃ楽しい!(基礎の大切さは、ゲームをして初めて分かる。)
方や、弁理士の短答式、当たり前ですが、完全に法律の勉強なんですね。。。
まがいなりにも、ちょっとは知財の実務に関与したことのある小生ですが、会社の実務で、弁理士(資格を取得するために受ける試験)に必要とされる知識って必要か???と、素直に思ってしまいました。
加えて、
たしかに、特許手続きを内製するような巨大企業であれば、社内で弁理士を抱える事も意味があるんだと思います。でも、場合によっては、外注するほうが経済的にも、リスク管理的にも、生産性も、、、高かったりしないか?なにせ、弁理士さんって、弁護士さんみたいに高くない。。。給与水準の高い会社、出願件数が何百・何千もない会社なら、外注したほうが合理的では???
と、考えると、本業が別にある人が弁理士資格とるって、ただの自己満足?自己満足にしては、ハードル高くないか???
やや脱線しましたが、
結果、目的・目標と照らし合わせ、更には楽しく自己研鑽できそうな知的財産管理技能士(1級‐特許専門業務)を、次の次の資格試験に決定!
共に難関資格ですが、知名度や、独占⇔非独占、という観点だけで比較して、”知的財産管理技能士(1級)って意味なくね?”とした前言も、撤回いたします!
☞取得の目的によって変わる、が正解ですね。けど、1級や弁理士は、プロセスエンジニアにとってちょっと突っ込み過ぎの領域、とは思います。
3.受験にむけて、、、
申し込み開始はまだ先ですが、試験は11月。3月の試験で2級に無事合格したら、申し込みます。。。
ということで、気が早いですが、ちょっと調べてみました。
特に断りがない限り、知的財産管理技能士(1級)特許専門業務の話です。
■受験者数推移
志願者数、少なっ!!!
さすがに、技術士(化学部門)の受験者よりは多いけど。。。
弁理士と比較すると、8分の1くらいの規模ですね。
日本には(弁理士も含めて)知財の専門家なんてすごい規模でいそうですが。当該資格の需要がない≒知名度も低い、ってことなんでしょうね。
仮に、当該資格試験が弁理士試験の前哨戦として認知されているなら、もっと志願者が多そうですけど。。。
出題内容(範囲)も違うようだし、資格の目的が違うから、あんまり考えても意味ないか。。。
■合格率推移
うえぇ、学科試験の合格率、めちゃ低い。
しかも大方、弁理士試験の短答式より低い。。。
さすが、(共に)合格率10%未満?5%くらい?を誇る難関資格。。。
■合格基準
正答率なり得点が、
知的財産管理技能士(1級):
学科試験;80%以上
実技試験;60%以上
弁理士:
短答式試験;65%以上(条件アリ)
論文式試験;平均54点以上(条件アリ)
口述試験;3科目の内、C評価(ABCの3段階評価)が2つ以上ない事。
択一式である学科試験の合格基準が正答率80%以上。これ(同65%の弁理士よりも)合格率が低い一原因と考えられます。
まぁ、2級も合格基準は80%ですが。。。
■参考書など
受験者数が少ないから、仕方のないことだとは思いますが、
参考書、最近のものがない。。。
つまり、法改正や試験要綱(出題範囲等)改定などに不安が残る。。。
古い参考書はあるが、絶版。フリマサイトや古書店で買うしかない。
知的財産管理技能検定1級(特許専門業務)学習の手引き【2010年】、(著)知的財産教育委員会
この、知的財産教育委員会というところは、検定の主催者だから、公式テキストという扱いになる模様。
国家検定 知財検定1級 合格マニュアル (特許専門業務)【2019年】、(著)知財経営研究社
比較的新しい。なんかちゃんとしていそう。
もう増刷はしないとHPに書かれてます。
他方、過去問集は、いくらかあるが、、、
1級【特許専門業務】 過去問題・解答解説、(編)アップロード・知的財産教育委員会解説
、、、過去4回分(4年分)が販売中。1回分(1年分)が3,850円と、お高い。知的財産教育委員会というところは、検定の主催者だから、アップロードという会社が関連の出版社、ということか。
知的財産管理技能検定1級(特許専門業務)学科試験対策問題集、(著)喜至(Kindle版)
、、、評判が悪い。
知財検定1級特許専門業務 最新過去問題4回分収録、(著)コンテンツシティ出版事業部
、、、評判が悪い。
そもそも、過去問の参照自体にも難がある。
主催者のHPにて
”過去3回の検定の試験問題と正解を公開しています。”
とある。この”過去3回”、がミソで。。。
実は、検定は1年に3回実施されています。しかし、、、2級、3級は毎度実施されるものの、1級は3回に1回しか実施されない。つまり1年に1回の開催で、1級の過去問は1年分(1回分)しか公開されない。。。
こんな国家資格、見たことない。。。少なくとも、小生が取得した、技術士、環境計量士、エネルギー管理士は、腐るほど過去のものを公開している。勿論、弁理士も同様。
なんで1年分しか公開しない?法改正があるからフォローできない?そんなものは、”問題と解答(解説)はその時点のものです”と但し書きをすればいい話。だったら弁理士はどうなるんだ、と。
結果、上述した、主催者の関連会社が出版している過去問の解答・解説(1年分が3,850円)を買わないと、過去問が見れない。。。
うさんくせー。。。
これは管轄官庁に情報開示請求するか、、、
んん?厚労省!?
えっ、経産省じゃないの?
☞どうやら、職業能力開発促進法という法律に基づく資格だから、のようです。嘘か誠か、画像検索した限り、1級は大臣名、2級、3級は指定機関の法人名での合格証となるようです。大臣名じゃない合格証や免状なんて、これまで見たことない。。。
なんだかよくわからなくなってきました。。。あまり考えると、受験したくなくなっちゃいそうなので、これ以上深追いすることはやめました。。。
4.最後に
合格までに必要な勉強時間、どれくらいで見積もるかなぁ、まだ参考書も買ってないし、過去問も解いてないからわかんねぇなぁ、、、と。
必要時間なんて人によるので、参考程度にとWebで検索すると、、、
知的財産管理技能士(1級):200~400時間
(弁理士:2,000~3,000時間)
だそうで。ほぉ、技術士試験のときと同じくらいの感覚かぁ。よしよし、11月の受験ならなんとかなる、頑張るぞ。
って、えぇっ、弁理士はケタ違いなんですね。しかも、基本は予備校通いという。。。やっぱり、今の自分の目的・目標と照らして、弁理士挑戦は無謀、ミスマッチ、ということがよく分かりました。
で、”予備校”といえば浪人生?ふと気になったのが、大学受験の浪人生ってどれくらい勉強してるの?と。で、難関大学を目指している人って、浪人時に、
例えば、1日11時間、4月から翌年1月の期間、10日に1日は休養日として、
11時間/日 × 365日/年 × (10/12)月/月 × 0.9日/日 ≒ 3,000時間
おお、弁理士合格と同じっ!
そういうことか、小生も、浪人してこれくらい勉強すれば、旧帝大やら東工大やらに合格していたかも、ということか。。。
でも、”あぁ、あの時もっと勉強しとけばよかった”なんて後悔はない!だって、高校生なんて、女の子(男の子)とキャピキャピしたり、部活頑張ったりするのが、1st priorityでしょ!?
しかしながら、社会人になって3,000時間も勉強するって、、、弁理士すごい。。。数年、のスケール感ですね。
スイマセン、脱線しました。
ということで、捕らぬ狸の皮算用とならぬよう、先ずは3月の2級(再)受験を頑張ります。
そして、11月の1級受験を目指して、参考書をフリマサイトでお安く調達すべく、ウォッチしていきます。
おしまい