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同じ営業職にも異なる魅力を発見~元専門商社の営業マンが語る転職秘話~
2020年2月に転職し、IT系企業の営業をしているきゃすです。
前職も同じ営業職だったのですが「なぜ転職したのか」、これまでのキャリアや背景を踏まえながらお話ししようと思います。
大卒後入社したのは環境分野の専門商社
前職では、環境分野の商材を取り扱う専門商社に営業職として約3年半勤めていました。環境分野を扱っているので社会貢献につながる仕事で、企業の規模も大きく安定していると思い、その企業を
途上国の力になりたいという想いで一歩ずつ
こんにちは。私は国際協力機構(以下、JICA)でタンザニアの企画調査員に従事予定の福田健児と申します。
2020年4月からJICAで働く予定だったもののコロナの影響でタンザニアに渡航できていない状況ですが、この仕事を選んだ理由やこの仕事にいきつくまでの足跡をお話できればと思います。
子供の頃に感じた「かわいそう」
通っていた小学校では毎年、余った文房具をカンボジアの小学校に無償で寄付していて、
【短編小説】2回目のスタートライン☆第7話
マサトの場合②
自己開示
「マサトおまたせ~。」
陽気な声でタクミが到着した。
まったく、こちらはお前が気を遣って席を外したと聞いたばかりなんだよ。「おまたせ」は白々しすぎて、俺は思わずそっぽを向いた。
カスミはあいかわらず、シレっと「遅いじゃない」などと返している。
「じゃあ、3人そろったところで、恋バナでもする?」
「『乾杯する?』みたいな勢いで言うなよ。で、タクミ、仕事辞めたん
【短編小説】2回目のスタートライン☆第2話
アキの場合①
再会
夜の繁華街、私と同じくらいの年代のグループが楽し気に行き交う。目指す店は学生時代に仲間と遊び歩いたエリアにあった。
今日は、高校時代に仲の良かったグループが集まる日だ。
私は二年くらい会わなかったが、グループの中でもっともマメなチエが声をかけ、定期的に会っているらしい。
安っぽい格子戸を開けて、店内に足を踏み入れると、店員さんの「いらっしゃい」の掛け声と同時に、甲高い声
【短編小説】2回目のスタートライン☆第1話
プロローグ~別れと再会の時
突然の別れ
私の目の前にいるこの男はいったい誰だろう。
ちょっと茶色がかった優し気な瞳、その色に合わせたように染めたゆるいウェーブ付きの髪。
この2年間ほど、一番近くで見続け、見慣れた彼の姿が、まるで他人のように見えた。
「だから、もう終わりにしたいんだよ、アキ。君には悪いけど」
私が何も反応しないから、彼はちょっといらだったように少し大きな声を出した。
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