法政通信 人文地理試験対

教養科目、人文地理の単位習得試験対策

暗記科目かのように思っている人が多いようですが、具体的な数字を覚える必要はなく、大小、増加減少、その理由を語れば点はとれます。
各章の概要を掴んでおけば、あとは流れで書いて合格できます。

1章:自然環境と人間社会
 南国高知県はその特性をいかした農業が発展した。南半球と農作物の取引が活発になるとその利点は減るだろう。
2章:日本を縮める新幹線
 新幹線をはじめとする鉄道網の整備により、博多青森間の移動時間は1960年代(東京オリンピックのあった時代)から比べると2000年で半分以下になる。このような移動時間の短縮は地域の利便性を向上させる
3章:分布で見るオーストラリア
 ごく一部の沿岸部に8割の人が集中する。教科書では3地帯に分け解説を行ってる。人は第一地帯、農業と集約的放牧は第二地帯、粗放的放牧と鉱業が第三地帯に分かれる。(教科書を図3をみて第一地帯の狭さに注目)
4章:選挙にみる地理学
 農村部で自民党が強い、都市部で投票率が下がること。1票の格差問題は違憲判決もでている解決すべき問題で、この格差は現在においても是正されたとはいえない。

7章:頭の中の地図
 人間の脳は負荷を軽くするため地図を簡略化して覚える。その例で有名なものは「丸い山手線」であり、実際は縦長の楕円に近い。
8章:地図は語る
 縮尺とは地図上の距離が実際と比べてどれだけ縮まっているかをあらわす。小縮尺とは狭い範囲をあらわすのに適する。(つまり大縮尺は逆である)。自分の目的にあった地図を選ぶことも大事
9章:人はいかに分布するか
 人類が居住する範囲は今も近代も大きな差が無い。しかし人口は大きく増えている。つまり人口密度が高くなった。また人口数も国による格差が大きく中国とインドで世界の半数に迫る
10章:
 人口移動は地方圏から都市圏への移動が主要なパターンである。それが地方の人口減少を加速させている。また東京は大学をはじめとした高等教育機関も集積しているため特に若者を地方から吸引する
12章:
 郊外の可能性について語られているが、現実において都市整備、交通政策の基本的な枠組みは大都市圏になっている、と結ばれる。つまり大都市からの脱却はできない。
14章:
 教科書は大企業の本社数をもとに東京の一極集中を語っている。この理由は東京に情報発信機能と政府機関が集中しているからだとする。この問題は現代でも変わらずむしろ加速している。
19章:
 ハブアンドスポーク方式が航空業界では取り入れられている。そのために航空連合(アライアンス)という複数の会社にわたる航空機の整備やシェアが行われた。大きな空港の行き来は直行便で、小さな空港へは大きな空港から別の航空機に乗り継ぐという形で効率化を果たしてきた
21:
 石油は偏在する資源である。その石油が少ない日本は外国から輸入しなければならない。石油産油国としてしられるのは中東地域の国々であり日本も多くの石油を中東地域から輸入している
 


・・・大した事ないよ、と思って全章まとめようと思ったらかなり面倒でした。ごめんなさい。範囲が膨大で覚えるのは大変なので複数回単位習得試験に申し込んで、覚えている範囲が出題されるのを待つのもありです。


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