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新規事業立ち上げのリアル

“ログラスnote駅伝”とは?
箱根駅伝の名物といえば、“山登り”。新年をさらに勢いづけていくために、
12月アドカレを走り切ったプロダクトチームからたすきを受け継ぎ、ログラスで「山を登った」エピソードをビジネス部門・バックオフィス部門が語ります!
5日目は〈新規事業責任者〉の玉川が担当します。
前回更新の〈新卒採用チーム〉岩崎海里さんの記事もご覧ください!

はじめに

「Loglass 人員計画」という新規事業の責任者をしている玉川です。

今回のテーマは山登り。私にとっての“山登り”は、まさに「新規事業の爆速での成長」です。まだまだ始まったばかりで一合目にも到達していない感覚ではありますが、登山の過程についてお話できればと思っています。
皆様が所属している組織の中で新規事業立ち上げの際にぶつかりうる壁について知りたい方、ぜひお読みいただければ幸いです。

どんな新規事業?

私が今回紹介する新規事業は「Loglass 人員計画」というサービスです。この新規事業、何が特殊かというと、実は「日本初」のサービスなのです。「日本初とはすごい!すぐ成功しそう!」と思う方もいるかもしれませんが、実は大変です。そのお話も改めてさせていただければと思います。

「日本初」(※)次世代型(経営管理ツール連携)「人員計画・要員計画」専門クラウドツールに関する市場調査(㈱未来トレンド研究機構 調べ)<2024年1月31日時点>(補足:機能)個人名を基にした(バイネームでの精緻な)「人件費(予算策定・予実管理・配賦)」 「採用・異動・退職・休職見込みの要望収集・進捗管理」オールインワン標準装備。当社は、本機能に関して特許出願済です(特願2023-199861)

改めて自己紹介

私がどんな人間かについては記事を書いておりますのでご覧ください。デロイトトーマツグループ、エムスリー、ラクスといった会社で新規事業立ち上げ・責任者を行ってきた人間です。気づけば新規事業立ち上げ請負人みたいな感じになってしまいました。

どんな山を登ってきたのか?

おかげさまでLoglass 人員計画というサービスは2024年2月のローンチ以降、順調に成長してきました。長年SaaSビジネスにかかわっている人間として、自分でいうのもなんですが、かなり順調です。
では、道のりはどうだったのかといえば決して平たんな道をハイキングしていたわけではありません。ローンチ前、ローンチ直後、そして今も、日々ロッククライミングをしているような感覚です。
登ったと思ったら落ちて、また登って、少しずつ前進しています。つい先日も谷に落ちました……。今、何とかその谷から這いあがっています。

どんな山があったのか、ご紹介させていただきます。

ローンチ前

ここは急転直下でした。プロダクトコンセプトも固まり、「まずはセミナーやってみよう」ということでウェビナーを開催しました。
開催直後から既存のお客様はもちろん、これまでログラスと取引がなかったお客様からも「ぜひ導入したい!」と、うれしい声を多数いただきました。いわゆるパイロットユーザーになっていただけました。

ローンチ前から受注できる、これは本当にすごいことです。社内でも大いに盛り上がり、「Loglass 人員計画、成功間違いなしだね!」なんて話にもなっておりました。
同時に、開発の要件整理も始まっていました。お客様の現状の人員計画・人件費予算策定プロセスを詳細に聞いていきながら、改めてLoglass 人員計画の仕様を整理し、プロダクトに落としこんでいこうとしておりましたが、これがまた大変でした。

Loglass 人員計画は、人件費の予算策定業務をバイネームレベル(個人名単位)でプランニングができるという日本初のシステムなのですが、規模や業種はもちろん、会社の人員計画、人件費予算管理に関する考え方の違いもさまざまでした。
はたして、ローンチ時点でどの機能を持たせることが最適なのか、本当に行ったり来たりしました。

システムで検討中の仕様の説明をしても、「それじゃ足りない、違う」などとフィードバックをいただくことも多く...打ちひしがれる日々。「2024年2月に正式ローンチする!」と決めてはいたものの、不安は尽きませんでした。そんな中でも、プロダクトマネジャー、デザイナー、エンジニアの想像を絶するコミット力のおかげで、無事プロダクトのローンチに至りました。開発メンバーいわく、このころの記憶がない、と今でも懐かしんでいます。

ローンチ直後

ローンチ直後はセールス面で大きな谷に落ちました。プレ契約いただいたお客様が一定はいたものの、いざローンチすると「コンセプトはいいけど……日本初ってことは、まだ実績ないんですよね?」のような反応の連続。「○○という機能がないと、当社では導入できないねぇ……」との反応も。
新サービスを立ち上げるときには必ずといってもぶち当たる壁です。ここをどう乗り越えるのかについては、正直、正解はないと思っています。

常に心掛けていることは、細かな機能はさておき、真にお客様が実現したいことは何かを合意しながら、提供しようとしているサービスで実現できることを真摯にすり合わせる。あとは気合や情熱です(笑)

同時に重要なことは、周囲の巻き込みです。一人でできることも限られいます。上長、プロダクトマネジャー、デザイナー、エンジニア、営業、CS部門など総動員して、良い提案づくりをしていきます。
そうして、お客様の解像度が高まり、セールストークが磨かれ、あらゆる部分で進化し、安定的にご契約いただけるようになってきました。

次なる山

受注が増えると、次に起きるのが導入支援中のお客様からのご要望です。「概ねやりたいことはできるけど、○○できないと業務がまわらないよ」という厳しいフィードバックもいただきます。
SaaSというプロダクトの性質上、個別のお客様の要望を100%開発はできないことも多く、どう実現するか、「機能面」「運用面」のバランスを取りながらお客様と調整していきました。これは、現時点でもこうした調整は続いていますし、完全になくなることはないものだと思っています。
そんな中、大きな機能開発でプレスリリースを出させていただいたり、お客様の導入事例も発表させていただくことができるようになりました。


最近の山

こうして、山あり谷ありの毎日ですが、目指すべき高い山といえば、「Loglass 経営管理」という高い山です。そこに追い付き、追い越していく。互いのプロダクトが切磋琢磨していく結果、会社の大きな成長につながっていきます。
Loglass 人員計画は経営企画部門はもちろんのこと、人事部門、HRBPといった方にも、ご評価いただいております。
特に、人事部門にとっては「人的資本経営の実践」が直近の重要経営テーマになっている以上、人的資本のROI(投資利益率)を見ていく重要性はどんどん増しています。
Loglass 人員計画はそうした面でも貢献できるプロダクトですので、さらに提供できる幅は広がっていくと確信しています。

まとめ

今回は「新規事業立ち上げ直前・直後」に絞って、どんな山があったかについて紹介させていただきました。新規事業を立ち上げて行くにあたっては日々いろんな葛藤があり、気が休まらないことが多いのは事実です。
一方で、新規事業ならではのよろこびがあるというのも事実です。

ログラスはミッションである「良い景気を作ろう。」の実現に向けて、まだまだ新規事業を立ち上げ、成長していく会社です。
山あり谷あり、大きなチャレンジが好きな方にはぴったりな環境が整っております。
そんな向上心の塊のような方、ぜひ一緒に体験していきませんか?


ログラスでは現在一緒に働いていただける方を募集しております。
お気軽にご応募、カジュアル面談のご希望などお待ちしております。

【採用情報】
https://www.loglass.co.jp/recruit

【募集ポジション】

上記以外のポジションはこちらからご覧ください。
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