今年の一生の思い出。
みなさん、こんにちは。それともこんばんは。
noteには初めて登場します。菅井です。
私の最近の出来事を書かせていただきます。
夏ど真ん中を過ごしている日々が続いています。
外は熱く、家やオフィスは肌寒い。
熱いってだけで「夏」を感じております。
私は正直なところ、夏があまり好きじゃない。
人から血を吸いとる虫や、黒くて素早いやつも出てくる。
どこを出かけようとも、人で溢れている。
熱いってだけで、体力も消耗する。
また、避けることのできない、台風とやらも日本に訪れるのが毎年の恒例旅行。
そんな「夏」の出来事は、どれも色濃くて忘れない。
とても不思議です。
10年の前のことです。
バンド活動で明け暮れていた学生時代を過ごしていました。
夏ってだけで、ワクワクして
熱い太陽の下で、ウォークマンで聞く音楽は、何もかも特別で、
友人宅でギターを弾けば、観客はゼロのプチライブ演奏。
当時の私は、ロック少年で洋楽を漁り聞いていました。
夏になると、oasisの「Don't Look Back in Anger」という曲を
必ず聴いていました。
理由は、ただただかっこよく、夏に合うから。
歌詞のほとんどは中学生英語で理解。
ちゃんと理解しているのは、タイトルの訳
「過ぎたことに怒らないで」
地元のロック仲間と一緒に聴いては、語っていた思い出の曲でした。
10年が過ぎて、
台風の日、私は地元の小さなライブハウスにいました。
その日は各バンドで、カバー曲を披露するイベントでした。
私のバンドの出番の一つ前は、またもは偶然か、
中学生の友人のバンドが出ていました。
出番前なので、楽屋で待機していると
「Don't Look Back in Anger」のギターのイントロが聴こえてきました。
私のバンドも同じ曲をやる予定で、カバー曲がまる被り。
嬉しい半分、被っていやだなという気持ち半分。
10年前一緒に小さな家で、ギターを弾いていたことを思い出しながら、
出番が来てので、私は小さなステージに立っていました。
私のバンドのライブが始まり。1曲ずつ演奏していく。
ミスらないように、足元ばかり見ないように、楽しむように。
曲のアウトロは、ライブならではドラムの合図で曲を締める。
いよいよ、ラストの曲。
「Don't Look Back in Anger」
客席には見知らぬお客さん達、スタッフさん、そして友人が見える。
曲が始まって、1小節ずつ噛みしめて弾いたのは初めてだったかもしれません。
そして、ふと客席に目を向けると見知らない人たちが曲に合わせて手を振っていました。
これだから、音楽はやめられない。
たったこの1曲が、ここまで人生に影響されていたなんて、
まさか、ステージの上で弾くなんて、
その日は、とても楽しいライブできました。
また一つ一生の思い出が出来た夏でした。
来年は、どんな夏になるか楽しみにしております。
ライブの帰りは、台風の雨の中、びしょぬれ帰りました(笑)