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悲しい思い出の地は、楽しい思い出も混ざって、また来たいと思える場所になった。
昨日は静岡県にあるエコパアリーナまでドライブ、4年ぶりでした。
4年前の9月15日、Hey!Say!JUMPのライブに入る娘の送迎。新幹線の駅で娘のお友達をピックアップして向かいました。
途中、スマホにメッセージが何件か入っているのが気になってはいたのですが、運転に集中して無事に娘たちを会場に送りました。
メッセージを開くと
『連絡入ってますか? ○○さんが今朝亡くなりました。』
○○の中にあった名前、お坊さんの名前。そこのお寺に生まれた男性は名前の頭にみんな「秀」という字がついています。
最初メッセージを見たとき、お父さんが亡くなったのかと勘違いしたのです。
でも、別のメッセージを読み、それが息子、友人であることが分かり、心臓をぎゅっと掴まれたような痛みを感じました。
何度も何度もメッセージを読み、返事を書いて、頭の中を落ち着かせていきました。
落ち着くと同時にやってきた悲しみ、動揺。
娘たちがグッズ購入の列に並んでいるとき、親友から電話が入りました。
「連絡あったか?」
「今静岡にいるの? 帰り気をつけて運転して帰ってこいよ」
娘たちが会場に入り、わたしは外で漏れてくるライブの音を聴きながら泣きました。
娘のお友達には関係のないこと、大好きな推しのライブを楽しんだあとに、泣いている友達の母親を見たくはないでしょう。
ライブが終わるまでに上司に連絡をいれ、通夜、葬儀の日を休ませてもらえるようお願いし、涙を止めました。
とにかくお友達を無事に新幹線の駅まで送り、娘とわたしは23時過ぎにお寺に到着し、亡くなった友人と対面しました。
「寝ているの?」
穏やかな顔で横になっている彼は、返事をしてくれませんでした。
そんなちょっと悲しい思い出があるエコパアリーナ。
昨日は娘と一緒にHey!Say!JUMPのライブに入りました。
昨年のライブは全滅で入れなかったので久しぶりの生JUMPです。
楽しみなはずなのに、グッズを注文し忘れていて、気付いたときには配送が間に合わない。
昔の団扇を持っていくのも気がひけて、何も持たずに行きました。
前日もワクワクというよりも、運転の心配が勝る状態。
わたしの気力はこれほど失せてしまっているのかと悲しくなりました。
そんな状態でも、メンバーが出てきて夢の時間が始まれば自然と笑顔になります。
後ろの方のスタンド席だったけれど、トロッコで何度も近くに来てくれて、みんなの顔がよく見えました。
推しの高木雄也くんも目の前で静止したトロッコに乗っていて、団扇を持っていたらファンサービスをもらえただろうなと悔やまれるほど。
高木くん、足を痛めていて、ダンスは上半身での動きで合わせている状態でした。
バックステージに向かって歩いているときは、まだ痛むのかな、少し引きずっているように見えました。
最初は心配で動きを追っていたけれど、彼の頑張りと笑顔に、わたしもまだまだこれからだと思えました。
MCもみんなが椅子に座って喋るスタイルに。
メンバーがフォローしている様子も見られました。
本当に仲が良いグループです。
MCでは辞めたメンバーの話が自然と入ってくるし、最後のエンドロールには休養中の八乙女くんの名前も。
飛んできた銀テープ、わたしはレアものを取ることができたのですが、そこにも八乙女くんのメンバーカラーがありました。
心があたたかくなりました。
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楽しい時間を過ごせました。
悲しい思い出の地に楽しい思い出が追加されました。
また来れたらいいな、暗い色彩に白を混ぜて、パステルカラーにできるように。
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