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海外旅行気分で診察してもらった4月13日
東京っておもしろいな。
外国人観光客も、日本で暮らしている方たちも、地方に比べたら驚くほど多い。
日本にいながら旅行に来ているような感覚になることがある。
23時頃に入る近所のコンビニは、店員さんもお客さんも、飛び交う言語も「ここどこの国?」となる。
売っているものには日本語。なんだかおもしろい。
今日は心配事があって小さな診療所に行った。
お腹の鈍痛が続いていて、緊急性はないけれど気にして過ごすのがしんどくなったから。
内科なのか婦人科なのか微妙な感じで、婦人科だけれど内科もやっているところを探して行った。
アプリで予約ができたので、少し早めにでかけ診療所を探した。
場所はすぐにわかったけれど、エレベーターがその階にとまってくれない。
予約の時間になっても行けず、電話をしても出ない。
これ、あかんところ選んでしまったかな、帰ろうかな……
ふと横を見ると中国語を話す二人の女性が立っていた。
ここの先生外国語が堪能って書いてあったな。この人たちも診療所に来たのかな……
もう少し待ってみようかと思ったとき、小走りでエレベーターに向かう女性が!
あ、写真と一緒だ!
わたしも小走りでエレベーターに乗りこんだ。
「予約してくれてた方かな?」
やっぱり先生だ。
エレベーターが開くとそこは小さな待合室。
なるほど、だからエレベーターが開かないようになっていたのか。
「ごめんね、木曜午後は人がいなくて」
なんと、先生一人で診療から会計までやるのか。
次のエレベーターで先ほどの女性二人も入ってきた。
こちらも予約のようで、しかも先生と楽しそうに話している。
先に診察室に入った二人は中国語や日本語まじりで先生と喋っている。
「この人国に帰るから」
やけにはっきり捉えた日本語。
帰るんだ……
知らない人なのに、彼女の将来を思った。
するとエレベーターが開き、今度はアジア圏の方たちが入ってくる。
小さな待合室で日本人はわたしだけ。
ここはどこ?(笑)
診察室の会話は丸聞こえだけれど、気にならない異国感。
この状況、岸田奈美さんならおもしろくエッセイ書きそうだな。
結局、婦人科ではなさそうということで、服薬で様子をみることになった。
夕飯は娘が作ってくてたうどんを食べた。
毎日おもしろい街だな、東京。
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