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お勧めの書籍を紹介
『1000本ノック企画』
この記事はインスタグラムで2022年6月に行われた皆様のご質問にお答えする1000本ノック企画として配信した内容を編集したものとなります。
Q:質問
動物行動学の本で、おすすめのものがあったら教えてほしいです
・動物行動学の全体像を知ることができるもの
・自分がやっていることが、全体の中のどこの部分なのか把握できるもの
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A:フリーテーマらしいご質問ありがとうございます。こんな話もいいですよね。
教科書的なものと、私の個人的にオススメなものがあるので、両方ご紹介します。
ちなみに
「動物行動学」と「応用行動分析学」は別物なので誤解なく。
動物行動学は、「その種の研究」生物学です。
応用行動分析学は、心理学です。人間も含めた学習に関する学問。
どちらも大事で、知っておかないと上手くトレーニングは進まないものです。
大抵の犬の専門書では、両方含んで説明しているもが多いですよ。
まずは個人的にオススメする書籍からご紹介します
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①「犬の心へまっしぐら」アンジェロ・ヴァイラ
この本は、付箋とアンダーラインだらけになっているぐらい、私にとってはバイブルのような存在です。
犬がどんな動物で、なにが必要で、どう向き合っていくべきか?
この本の影響をかなり受けていると思います。
Amazonを見たらなんだかプレミア価格になってますね!
同じ理由で
②「動物が幸せを感じるとき」テンプル・ブランディン
犬以外の動物の話もたくさん書かれていますが、種は違っても行動の原理は同じ。この本もオススメです。
③「愛犬家の動物行動学者が教えてくれた秘密の話」マーク・べコフ
遊び・匂いの世界・ボディーランゲージの話など、一冊の中で情報が盛りだくさんです。
④「ドッグトレーナに必要な、深読み・先読みテクニック」ヴィベケ・S・リーせ
RPTMというトレーナー育成団体のヴィベケ・リーセの書籍です。
写真付きで細かくボディーランゲージを紹介してて、とてもわかりやすいです。
このシリーズは全部で4冊あります。
ちなみに私もRPTMのセミナーを30時間ほど受けました。
他にもたくさんありますが、とりあえずこれぐらいにしておいて、次は教科書的なものをご紹介。
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⑤「ザ・カルチャークラッシュ」ジーン・ドナルドソン
トレーニングをするための重要な要素がたくさん書かれている本となります。
⑥「上手くやるための強化の原理」カレン・プライア
いつか受講したいカレンプライア・アカデミー。
応用行動分析学の話がメインとなっています
⑦「エクセレレーディッド・ラーニング」パメラ・J・リード
これも応用行動分析学の話がメイン。
カレンプライアの本とともに、必読の一冊です。
この本もプレミア価格になっててびっくりしました!
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こんな感じでいかがでしょう?
プレミア価格になって手に入りにくい書籍もあるようなので、また違う本もご紹介いたします。
また、ご質問の「自分が今どのあたりにいるのか?」の部分が、明確な道順があるわけではないので、なかなかお伝えしづらいなと。
ちなみにセミナーであれば
動物行動学の要素が多いのが、ヴィベケ・リーセのRPTM(めっちゃ長いけど)
応用行動分析学であれば、青木愛弓先生の「あゆみラボ」は超オススメです。
どちらもWebで受講できます。
他にもご紹介したい本はありますが、またの機会にしましょうね